シャープの発表会では、超狭額縁のコンパクトプレミアム機「AQUOS R compact」とともに新ミドルクラス機「AQUOS sense」も紹介された。AQUOS senseはすでにauから製品がリリースされているが、今夏登場のハイエンド機「AQUOS R」と同様に、シャープによる統一されたブランドで発売される端末となるとされる。
やや物足りない感があった国内メーカー製のミドルクラス機
AQUOS senseはフルHDのIGZO液晶で抜かりなし
ミドルクラスのスマホは、実用上で十分以上の性能を持つようになったことに加え、各キャリアの格安SIM対抗の施策もあり、キャリア端末の中においても重要視されるようになっている。シャープや富士通、京セラといった国内メーカーはこのジャンルに積極的に製品をリリースしている。
これらのスマホは、国内メーカーならではの機能(防水やおサイフケータイ対応など)や丁寧な作りには定評があるものの、一方でスペック面(ディスプレー、CPU、メモリー、指紋センサーの有無など)では、同価格帯の海外メーカー製SIMフリースマホなどと比較して、やや見劣りしていたのも事実だった。
AQUOS senseは、スペックという部分でもそれらのスマホに対抗、さらに上回る内容を持つ端末だ。ディスプレーはフルHD解像度の5.1型IGZO液晶で、高精細で明るい表示はもちろん、ノイズの少ないIGZOパネルの特徴を活かして、画面や指が濡れた状態でも誤動作が少ないという。
その他のスペックもオクタコアのSnapdragon 430(1.4GHz+1.1GHz)、3GMメモリー、32GBストレージ、指紋センサーなどを搭載。AQUOS Rと同様に、発売から2年間(最大2回)のOSアップデートも保証されている。
実際の製品はプレミアム性を感じさせるような作りではないものの、丸みを帯びたボディーは持ちやすく実用的。ディスプレーやメモリーのスペックが上がったこともあって、スムーズで美しい表示でスマホを利用できる。幅広いユーザー層にオススメしやすい1台だ。
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