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VR音声の可能性とヴォイパ向きのマイク

体験・楽しさ・歓びを含めて商品、ゼンハイザー新製品発表会から

2017年10月13日 09時00分更新

丈夫で芯が通る、ヴォイスパーカッション向きマイク

 発表会では日本ヒューマンビートボックス協会主催の「Japan Beatbox Championship 2017」公式スポンサーになったことも報告され、大会公式マイクとして「e945」が採用されることが発表された

 ビートボックスとは口だけで楽器の音を鳴らして音楽を創るアメリカ発祥のストリートスポーツ、いわゆるヴォイスパーカッションによる対戦競技。プレーヤーは「ミュージックアスリート」と呼ばれ、1対1でパフォーマンスを披露し合って優劣を競う。道具はマイクだけで言語を介さないため国境を超えられ、老若男女を問わずに競技に参加できるという。

日本ではバラエティー番組のコーナーで一躍有名になったヴォイスパーカッションが、ストリート文化と融合して格闘技に。今では世界大会も開かれている

ヴォイスパーカッションに合うというマイク「e945」。強いアタックなどでドラム音を表現するため、頑丈で指向性の強いものが好まれる

 発表会には同協会の代表理事を務める和田辰也氏が登壇。一般的な音楽用途では、マイクにダメージが入るということは無い(このためスタジオユースのコンデンサマイクはデリケートで高感度)が、アタック音が強いビートボックスは耐久性が重視されると、その特異性を指摘。選定にあたっては普段はプレーヤーとしてもパフォーマンスする和田氏が自ら様々なマイクをテストしてe945を採用したという。

 「2009年にベルリンで開催された世界大会で、日本の体制を整える必要性を痛感したのが協会設立のきっかけです。今年で8年目となりますが、競技はお陰様で日本大会でのトップ3がそのままアジア大会でも上位を独占するまでに発展してきました。

 音楽とスポーツの要素が混ざるビートボックスにおいて、マイクはプレーヤーにとっての極めて大切な環境の一部です。例えばフィギアスケートの選手の場合、厳しい練習の成果を発表する大会でリンクが荒れているということはあり得ないですよね。e945は耐久性が高く、指向性が非常に強く、音にも芯が通るため、海外のプレーヤーからも高く評価されています。こうした環境の整備が、競技のさらなる発展に非常に重要だと考えています」(和田氏)

大会は1対1のトーナメントバトル。プレーヤーは「ミュージックアスリート」と呼ばれる

代表理事を務める和田辰也氏は自身もミュージックアスリート。マイク選定は自ら多くのマイクを“試奏”したという

ワールドワイドで進められてきたコーポレートロゴの変更も発表。年内に青山のショールームやウェブサイトを更新するとしている

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