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キヤノン初のAPS-C高級コンデジ「PowerShot G1 X Mark III」が11月発売に

2017年10月16日 13時00分更新

バリアングルモニターなのに小型化した「PowerShot G1 X Mark III」

バリアングルモニターなのに小型化した「PowerShot G1 X Mark III」

 キヤノンは10月16日、同社コンパクトデジタルカメラのフラッグシップモデル「PowerShot G1 X Mark III」を発表した。11月下旬発売予定で、予想実売価格は13万円前後の予定。

手に持ったイメージ

手に持ったイメージ

 これまでの同社コンパクトデジタルカメラの撮像素子は1.5型が最大であったが、新機種ではAPS-Cサイズの大型センサーを採用。それでいて本体サイズは従来機種から大幅な小型・軽量化を実現している。

 本体サイズは幅115×奥行き51.4×高さ77.9mmで重量は399g。ちなみに、従来機の「G1 X MarkII」は幅116.3×奥行き74×高さ66.2mmで重量は553gだ。

APS-Cセンサーを採用

APS-Cセンサーを採用

 画素数は約2420万画素。APS-Cセンサーを搭載するコンデジとしては珍しく、光学3倍のズームレンズを採用。35mm判換算で24~72mmとなっており、明るさもF2.8~5.6と明るいレンズを搭載する。

ボディーは防塵・防滴構造を採用

ボディーは防塵・防滴構造を採用

グリップの上とレンズ周囲に操作ダイヤルを備える

グリップの上とレンズ周囲に操作ダイヤルを備える

本体上面。露出補正ダイヤルを装備。ストロボを内蔵する

本体上面。露出補正ダイヤルを装備。ストロボを内蔵する

 画像処理エンジンには最新の「DIGIC 7」を採用。AUTOモードで被写体検出精度が向上しているほか、ノイズリダクションの進化による解像感の向上、高感度時や小絞り時の解像感の向上、ダイナミックレンジを広げる「オートライティングオプティマイザ」の進化などが実現している。また、感度設定もISO 25600まで可能になった。

 AFは像面位相差方式の「デュアルピクセルCMOS AF」が利用可能で、従来のコントラストAFよりも高速な合焦が可能だ。連写性能は秒間最大9コマで、AF追従では秒間最大7コマとなる。

本体背面。右の十字キーの外周も操作ダイヤルとなっている

本体背面。右の十字キーの外周も操作ダイヤルとなっている

 背面ディスプレーはチルト式からバリアングル方式に変更となり、タッチパネルディスプレーを採用。

 EVFは約236万画素の有機ELパネルを採用。EVFが有効な時は背面ディスプレーをタッチパッド代わりに使用でき、EVFを覗いた状態でモニター上でタッチやドラッグ操作などをすることでAFポイントを指定できる。

 撮影機能では新たに「パノラマショット」を搭載。カメラを上下または左右に振ることでパノラマ写真が記録できる。

 このほか、タイムラプス動画の撮影や星空モード、流し撮りモードなどが利用できる。

 ネットワーク機能は、無線LANに加えてBluetoothに対応。BLEに対応しており、スマホアプリからの起動(サスペンド復帰)やサスペンド状態でのカメラ画像の一覧表示、スマホのGPSを利用した位置情報の付与などが行なえる。

専用ソフトケース。税別の直販価格は1万4000円

専用ソフトケース。税別の直販価格は1万4000円

ウォータープルーフケース。4万1800円

ウォータープルーフケース。税別の直販価格は4万1800円

レンズフード。直販価格は5000円

レンズフード。税別の直販価格は5000円

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