i7-7700HQ、6GB版GeForce GTX 1060採用と、充実した基本性能が魅力的
「m-Book T」シリーズは、全モデル共通でCPUにインテルCore i7-7700HQ(4コア/2.80GHz/TB時最大3.80GHz)を、グラフィックスに6GB版NVIDIA GeForce GTX 1060を採用している。ハイエンドノートにふさわしい高性能なCPUとGPUだが、いったいどのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。そこでベンチマークを実行してチェックしてみた。
なお、今回試した「m-Book T500XN1-M2SH5」は、16GBのメモリーと512GB SSDを搭載し、セカンダリーディスクとして2TB HDDを内蔵したモデルとなっている。ストレージやメモリ容量はモデルによって異なるので留意してほしい。
まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次のような結果になった。
WinSAT.exeの結果 | |
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プロセッサ | 8.4 |
メモリ | 8.4 |
グラフィックス | 8.9 |
ディスク | 8.15 |
スコアを見ると、いずれも8を超えており、「m-Book T500XN1-M2SH5」の性能の高さがうかがえる。ちなみにCrystalDiskMarkでストレージ性能をチェックしてみたところ、図のようにシーケンシャルリードが550MB/s前後で、Serial ATAIII接続の最大転送速度に近い数値が出ていた。セカンダリーディスクのHDDの方は、シーケンシャルリードが130MB/s前後で2.5インチHDDとしては標準的な転送速度だった。
続いて、CINEBENCH R15を実行してみたところ、CPUのマルチスレッドが「733cb」となった。「m-Book T500XN1-M2SH5」はハイエンドノート向けのCore i7-7700HQを搭載しているだけあって、700を超える非常に高い数値が出ている。
次に、PCMARK 8とPCMARK 10を実行してみたところ、いずれも5000に迫る高スコアとなった。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0の結果 | |
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スコア | 4972 |
PCMARK 10の結果 | |
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スコア | 4943 |
Essentials | 7480 |
Productivity | 7388 |
Digital Content Creation | 5933 |
PCMARK 10のスコアの詳細を見ると、PCの基本性能を表す「Essentials」とビジネスアプリでの性能を示す「Productivity」が7000を超えており、日常的な作業には十分すぎる性能であることがわかる。また、クリエイティブ系の「Digital Content Creation」も6000前後と高いので、「m-Book T500XN1-M2SH5」なら動画編集などの負荷の高い作業も余裕を持ってこなせそうだ。
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