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ベストセラー機、HD650の後継「HD 660 S」も

ゼンハイザー、実売12万円の「IE800S」など新製品を発表

2017年10月12日 13時30分更新

 ゼンハイザージャパンは10月12日、イヤフォン、ヘッドフォン、ゲーミングヘッドセットなどの新製品を発表した。

写真はIE 800 S

 発表製品は下記の通り。GSP 303 Need for Speed Payback エディションについては別記事を参照してほしい。

 合わせて新ロゴや、8Kと組み合わせた360度立体音響の取り組み、既発売の「GAME ONE」と「GSP 300」がファイナルファンタジー XIV推奨機器に認定されたこと、日本ヒューマンビートボックス協会主催の「Japan Beatbox Championship」の公式スポンサーになったことなどを発表している。

GSP 303 Need for Speed Payback エディション

5年ぶり刷新のフラッグシップ機「IE 800 S」

 IE 800 Sは同社フラッグシップ機という位置づけで、実売価格は12万円(税抜)前後になる見込み。IE 800をベースにしつつ、4.4mm5極または2.5mm4極のバランス駆動用ケーブルも同梱する。XWB(eXtra Wide Band)ドライバーを改良した直径7mmのダイナミック型ドライバーを内蔵する。D2CA(Damped 2 Chamber Absorber)テクノロジーにより、低域のマスキングを抑え、明瞭なサウンドにできるとする。

 外観はつや消しの黒のセラミック設計。高級レザーケースが付属。周波数特性は8~41kHz(-3dB)、インピーダンスは16Ω、音圧レベルは125dB、重量は約8g(ケーブル含む)。ドイツ本国のハンドメイド生産で、11月22日の発売を予定している。

特徴ある外観をそのままに高音質化「IE 80 S」

 IE 80 Sの実売価格は4万円(税抜)前後になる見込み。角型のハウジングなどIE 80をベースにしたデザイン。小型化し、耳へのフィット感が向上した。同時に音響設計も見直すことで、クリアで再現性の高いサウンドになったという。遮音性は26dB。ハウジングのステンレス部分にあるアジャスターを調節することで、低域を増強できる。イヤーチップは標準のシリコン、ラメラシリコンのほか、COMPLY製の形状記憶チップが含まれる。ケーブルは交換式。タッチノイズなどに配慮するといった改善もある。

 周波数特性は10~20kHz。インピーダンスは16Ω、音圧レベルは116dB。重量は約18g。発売は10月26日を予定している。

Bluetooth対応で最小クラスの製品「MOMENTUM Free」

 MOMENTUM Freeの実売価格は2万4000円(税抜)前後。同社としては最小サイズをうたうBluetoothイヤフォンだ。筺体はステンレス製、クロム系金属の薄い反射膜を使用。付属リモコンケーブルは3ボタンタイプで、最大2台のモバイルデバイスとの同時接続が可能。コーデックはaptX LL、AAC、SBCに対応。重量は約17g。周波数特性は15~22kHz。音圧レベルは118dB。重量は約17g。バッテリー駆動時間は6時間。発売は11月中旬を予定している。

ベストセラー機が2017年の最新仕様に「HD 660 S」

 HD 660 Sは実売価格5万5000円(税抜)前後になる見込み。HD 650の後継機種で、新開発ドライバーを採用。高調波歪みを抑え、自然で臨場感のあるオーディオ体験ができるとする。HD 650はディスコンとなる。HD 660 SはHD 650とはまた違った音質傾向を狙っているとのこと。またインピーダンスを150Ωと半分にすることで、モバイルプレーヤーなどでの音量も取りやすくした。

 周波数特性は10~41kHz(-10dB)、インピーダンスは150Ω、音圧レベルは104dB。6.3mm標準プラグと、4.4mm5極のバランス駆動用ケーブル、3.5mm→6.3mm変換ケーブルが付属する。重量は約260g(ケーブルなし)。

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