ピアノだけどスマホみたいに使える
音源に関してもこだわっている。「ピアニストモード」では、ショパンコンクールの公式ピアノにもなった、コンサート用のグランドピアノ「SK-EX」の音を、打源点に近いハンマー音も含めて様々な位置(マルチチャンネル)でサンプリング。さらに88鍵それぞれの響きの違いを再現する“共鳴モデリング”を通じて、グランドピアノに迫る豊かな響きを出せるという。
上位のCA98/78は鍵盤の左わきにタッチ対応液晶ディスプレーを備え、スマホアプリのGUIのような直感的な操作で、音質モードを含めた、各種設定を変えられる。CA48は液晶ディスプレーを持たないが、視覚や音声でも操作を確認できるようにしている。
グランドフィールアクションと呼ぶ、シーソー式の木製鍵盤を採用。タッチの良さにこだわった製品となる。
発表会のゲストに招かれた、ピアニストの圓谷綾乃氏は、「音の表情が豊かで弾いていて飽きない」「(本物のピアノと同様に)近くで音が鳴っている感じがしない」「乱暴なタッチで弾けば、乱暴な感じも出す」など、弾き方によってさまざまな表情を見せる、表現力の多彩さを賞賛。「レッスンをし始めの、子供の耳を養うのにも非常にいいピアノではないか」とコメントした。
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