週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ヤマハ、曲間の音が切れない40万円キーボード

2017年10月05日 12時30分更新

製造者はミュージシャン、手作業で作られるこだわりのエフェクター

 また、楽器用エフェクター・ブランドEarthQuaker Devices(EQD/アースクエイカーデバイセス)のエフェクター製品39モデルを日本国内で取り扱うと発表した。価格はオープンプライスで、想定売価は2〜4万円前後。11月下旬から発売する。

 インディ・ロックバンド「The Party of Helicopters(パーティ・オブ・ヘリコプターズ)」の元ギタリストであり、グラフィックデザイナーだったジェイミー・スティルマン社長が、自身のエフェクター修理をきっかけに自宅の地下室でオリジナル回路の設計を開始。

 プレイヤーとしての演奏経験を基にしたコンセプトとサウンドのエフェクターは、人気バンド「The Black Keys(ザ・ブラック・キーズ)」が使用したことで、インターネット上で話題となり、注目を集め始めたという。現在も自身で製品開発を手掛けている。

 エフェクター製造スタッフの多くはミュージシャンであり、すべてハンドメイド。市場に出す前の試作品はライブで実際に使えるかをステージ上で検証し、安定した品質とツアーにも耐える堅牢性を維持している。

 また梱包の際、スタッフが製品の裏側に手書きのメッセージを入れることもあるという。

EarthQuaker Devicesのジェイミー・スティルマン社長

 ジェイミー・スティルマン社長は「私たちが開発しているすべて製品は、私のミュージシャンとしてのニーズや好奇心から生まれています。私がデザインするときは、基本的なエフェクターであっても、そこからユニークなサウンドが生み出せないかと思っています。また、自分の頭の中のボイスをどうやってペダルに反映させるか、ミュージシャンの方々が彼ら自身の音をどうやったら表現できるか、を考えながら開発しています」と製品へかける思いを述べた。

「リバーブ/ディレイ」「フェイザー/フィルター/コーラス/トレモロ」など全39モデル

同伴した現地スタッフと演奏。エフェクターによる音作りを実演した

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう