脚はガクガクだけど石巻専修大学を目指す!
感動のフィナーレへ!
「奥松島グループライド&ハイキング」もいよいよ終盤。奥松島エリアに設定されたすべてのスポットを見学し終えて、一行は石巻市に向かう。さすがに素人ライダーの筆者の脚はヘトヘト! 走行管理ライダーに誘導されながら来た道を14kmほど走り、最後のエイドステーション「Harappa」に立ち寄った。ここではミニクロワッサンとアイスクリームがふるまわれた。
「Harappa」は地元生産者が栽培した野菜や焼きたてのパン、アイスクリームなどが食べられる施設。最後の補給ポイントでチカラを蓄えて、12km先のゴールまでまっしぐら! と行きたいところだが、筆者はもう限界。鏡を見ずとも顔色が悪いのがわかる。どれくらいヘバっているかと言うと、走行管理ライダーさんから「あとちょっとだからがんばって!」と声をかけてもらえるほど。ホント、申し訳ないです……。
そんな筆者の喉を潤してくれたのは、ノンアルコールビール「サントリー オールフリー」。サントリーの方に「コレって元気になるんですか?」と聞いてみたところ、満面の笑みで「はい! ノンアルですけどハッピーな気分になれますからね。あとちょっとです♪」とエールをいただく。筆者はどれだけ険しい顔をしていたのだろうか。
あたりが薄暗くなりはじめたので、15分程度の休憩をしたらすぐに出発。ここからは石巻市街地なのでより安全に走行。ありがたいことに、スピードを出さずにトロトロ走行でゴール地点の石巻専修大学に向かった。
最後のエイドステーションから12km走ると、石巻専修大学に到着! 途中で交通渋滞があったせいで予定よりも若干遅れ、我がチーム12人が無事に帰還。すでに暗くなってきていたが、我々の表情は明るい。走行管理ライダーからねぎらいの言葉をもらい、さらにゴールをした全ライダーが受け取れる「完走証」が授与された。
スタートから6時間近く経っているはずなのに、あっという間のグループライドだったように感じた。筆者は初心者ライダーながら、また機会があれば参加したいと思える楽しいイベントだったのは間違いない。なによりも安全を第一に運営しているスタッフのみなさんと、各グループに付き添ってアドバイスをしてくれる走行管理ライダーのみなさん、そして巡った各地で我々を歓迎・応援してくださった地元の方々には感謝しかない。
ツール・ド・東北のキャッチコピー「応援してたら、応援されてた。」という言葉が、いまになってようやく理解できた。もし参加を迷っている読者の方がいたら、「ツール・ド・東北 2018」へのエントリーをオススメします!
【イベント概要】
【大会名称】ツール・ド・東北 2017(英文名:Tour de Tohoku 2017)
【主催】株式会社河北新報社、ヤフー株式会社
【開催日時】2017年9月16日(土)、17日(日)
●9月16日
牡鹿半島チャレンジグループライド
奥松島グループライド&ハイキング
●9月17日
気仙沼フォンド
南三陸フォンド
北上フォンド
女川・雄勝フォンド
気仙沼ワンウェイフォンド
(取材費用の一部をヤフー株式会社が負担しています)
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