8K対応製品およびAIoT製品の拡充についての展望を公開
SHARP70インチ8KテレビやIGZOパネルのVRHMDなどを展示!
SHARPは10月3日より幕張メッセにて行なわれるアジア最大級のIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC JAPAN 2017」の前日にプレスブリーフィングを行なった。
同社は2017年8月31日に同社のテレビブランド「AQUOS」の8K対応製品「AQUOS 8K」について欧州/ロシア、中国、台湾、日本といった世界4地域同時に発表。その後、9月1日の「IFA 2017」にてグローバル活動を本格的に行なうことを明らかにし、9月23日からテレビCMにてPR活動を行ない、10月3日から開催される「CEATEC JAPAN 2017」では「8K World & AIoT World」を掲げ、実機をお披露目する。さらに、11月15日より開始する「Inter BEE」にも出展する予定とのこと。
8Kの超高精細映像は、7680×4320ドットという圧倒的な解像度で、実物がそこにあるかのようなリアリティーと、今まで映らなかったモノが映り「新たな発見」につながるとしている。そして、同社はいろんな企業と協業し、8Kエコシステムを推進する。
また、すでに発表済ではあるが、70インチで8K対応の液晶テレビ「LC-70X500」の予約を本日10月2日(月)から行ない、12月1日に発売することを強調。予想実売価格100万円と高額製品ではあるが、発売までに200台の販売を見込んでいるとのこと。
たとえば、第二種医療機器製造販売業を行なうカイロス社などと共同で、世界初の8K硬性内視鏡システムを構築。医者は8Kのモニターを見ることで、これまで見ることができなかった微細な血管や神経まで確認することを可能にする。また、一定時間に施せる手術件数を増やし、精緻な手術により術後患者のQOLが向上、内視鏡手術の比率増加で医療費高騰の抑制にも貢献しているとのこと。
このように、いろんな8Kエコシステムが今後もどんどん増加していき、映像配信や教育など、いろんな分野・産業が発展していくとしている。
また、同社はIoT機器を通じて人を知り、AIが最適な提案を行なう人に寄り添うIoT「AIoT(Artificial Intelligence of Things)」を掲げ、人が主役となるスマートライフを目指す。
同社は商品、プラットフォーム、サービスのいずれもAIoT化を行ない、その三位一体により顧客価値を高め、スマートホーム事業を拡大していく。
同社の「人に寄り添うサービス」は、会員サービス、電子書籍サービスなども加え、COCORO+ブランドとして統合される。そして、自社家電で培ったAIoT技術で、企業の顧客サービスを支援するなど外販強化を行うとしている。
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