iPhone 8とiPhone 8 Plusの発売から5日が経ちました。そろそろお手元に届いた方も増えてきた頃でしょうか。
iPhone 8のカラーバリエーションはスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3種類。ですが、公式サイトの写真を見ている限り「スペースグレイ」がブラックに見えるような気もします。
本当に「グレイ」なのか、実機で検証してみたいと思います。
こちらがディスプレー側。ディスプレー面のカラーは完全に、iPhone 7の「ジェットブラック」「ブラック」と同じカラーです。
ところが裏面は、素材こそ同じものの、色味が異なっています。写真だとわかりにくいかもしれませんが、完全な黒でなく、わずかに灰色がかっています。
単体ではわかりにくいので、iPhone 7 Plusのジェットブラックと比較してみます。左がiPhone 8 スペースグレイ、右がiPhone 7 Plus ジェットブラック。iPhone 8も一見ブラックですが、真っ黒なジェットブラックと比較すると、わずかに明度が高いことがわかります。
もっとわかりやすく、ぴったりとくっつけてみましょう。だいぶ差がわかりやすいでしょうか。ちなみに、ジェットブラックは金属の表面を研磨でツルツルにしているのに対し、iPhone 8はガラスなので、質感も異なります。
重ねると違いがはっきりしますね。
側面のアルミフレームも、真っ黒というよりは、少し明度の高い微妙な色合いです。「スペースグレイ」という名称で正しいということがわかりました。
ちなみにこの「スペースグレイ」という名称は、iPhone 5sの時が初登場。それからiPhone 6、iPhone 6sでも続投され、iPhone 7でジェットブラック、ブラックに変わり、ふたたびiPhone 8で復活しました。
歴代の色味を比較すると、iPhone 5sは暗めのグレイ、iPhone 6、iPhone 6sですこしシルバー寄りのグレーに変わった経緯があります。歴代のスペースグレイと比べると今回のスペースグレイはもっともブラックに近いのですが、やはりブラックではなく、グレイという言葉の方が適切に思える色味です。
- やはりブラックではなく「スペースグレイ」である
- ディスプレー側はiPhone 7のブラックやジェットブラックと同じ、ベゼルがブラックのガラスパネル
- 背面のガラスパネルは色味が異なり、黒っぽいグレイ
- 単体で見るとブラックに見えるが、iPhone 7のジェットブラックと比較するとやはりグレイ
- 歴代の「スペースグレイ」の中では最も黒っぽい色味
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