東京ゲームショウ2017のセガゲームスのブースでは、既報のとおり新作スマホゲーム「D×2 真・女神転生リベレーション」(以下、D×2)のプレイアブルバージョンが出展され、試遊することができた。
その隣では、本作の世界をVRで体験できるスペシャルコンテンツを楽しむことができた。スマホゲームのVR体験ということで、スマホ用のVRヘッドセットに入れて楽しむコンテンツかと思っていたのだが、予想に反して体験はHTCのVIVEを使用していた。
VIVEを被るとそこは秋葉原のビルの屋上。そこで、左手に持つタブレットに連絡があり、D×2に登場するメガチューブの人気動画配信者「メガキン」が登場。説明を受けていると、突如目の前に鬼神「トール」が現れる。
その後、メガキンに誘導されながらタブレットをタップして悪魔を召喚! 自分の左右に主人を守るような形で「ピクシー」と「ケルベロス」が現れる。気分はまさにデビルサマナーだ。
今までディスプレーの中でしか見ていなかった悪魔たちが、目の前に立体的に現れるだけでも、シリーズのファンなら興奮すること間違いなし。モデルはD×2で使われているモノと聞いていたので、スマホ用の小さいサイズで画像は荒いのでは?と思っていたのだが、VIVEの高解像度で見ると細かいディテールも楽しめ、臨場感があり大満足。他の悪魔(特に女性型)も見たいぃぃ~~~と思って地団駄を踏むレベルだ。
敵悪魔への攻撃は、タブレットで行なう。メガキンに言われるまま「アタック」、「ディア」、「マハラギオン」と次々選択。
激しい攻撃を繰り返しトールを倒したのも束の間、何やら嫌な雰囲気の演出の後に、さらに強力な悪魔が出現。さっきまで、共に戦っていたピクシーとケルベロスが身を挺して守ってくれて霧散する。思わず「俺のピクシーちゃんが~~~っ!」と叫びたくなるほどにリアルな感情が生まれるほどだ。
こちらも、さらに強力な「ホワイトライダー」を召喚し、強力な一撃で敵を倒したところで体験は終了。う~~ん、これはスゴイ。プロデューサーの山田理一郎氏に聞いたところ、今回のVR体験はあくまで実験的なモノで、現状は配信する予定などはないとのことだが、何かしらの形で世に出したいと言う。
「いやいや、これはもったいないですよ、絶対配信すべきだ! しかも、ゲーム本編と同じ遊びができて、かつ全編VRでお願いします!」と前のめりでお願いしておいた。しかし、今回の体験、ハイエンドなPC+VIVEの体験だったからこそのクオリティーとも言える。スマホ用のVRヘッドセットの場合、使う機材によってはレンズも粗悪で、見え方もかなりショボいものになりかねない。
もちろん、より多くのプレイヤーに体験したもらえるよう、PCでもスマホでも体験できるのがベストだろうが、ぜひ今回のクオリティーでの完全版制作、配信を実現してもらいたいものだ。
©SEGA/©ATLUS
週刊アスキーの最新情報を購読しよう