ASUS JAPANは、メディアおよびASUSファンのユーザーを招待し、「次世代ZenFoneテクニカルセミナー」と題するイベントを開催。先週発表されたSIMフリースマホの新機種「ZenFone 4」について、その特長を紹介した。
今回発表されたZenFone 4シリーズは3機種ともデュアルカメラ
暗所に強く、自撮りにも力が入れられている
ZenFone 4における最大の売りは、「WE LOVE PHOTO」のキャッチフレーズからもわかるように、ずばりカメラ。今回のイベントでも大半の時間がカメラ機能の説明に割かれた。
スマホメーカーがカメラに力を入れ、その性能や機能をアピールするようになって久しいが、(デジタルズームこそあるものの)スマホのカメラは基本的に単焦点であるのが以前の常識だった。その常識を変えるのがZenFone 4のカメラとなる。
ASUSではZenFone 4シリーズのカメラに搭載した技術について、「PixelMaster 4.0」と総称しているが、その最大の目玉がデュアルレンズカメラだ。メインモデルのZenFone 4では、リアのメインカメラに、広角120度のサブカメラを組み合わせている。これにより、写真にストーリーを生み出すことができるとする。
通常のアングルと、120度ワイドアングルはカメラアプリの山型のアイコンをタップするだけで切り替えられるが、ピンチイン/アウトの操作も可能。デュアルカメラの組み合わせは、最上位モデルの「ZenFone 4 Pro」では標準+望遠で、光学2倍+デジタルズーム5倍で最大10倍ズームが利用できる。「ZenFone 4 Selfie Pro」ではフロントカメラがデュアルで、標準+広角となっている。
つづいての特長は「ローライトモード」。つまり暗所に強いカメラだ。3機種ともメインのカメラには(ZenFone 4 Selfie Proはフロント側)、画素ピッチが1.4μmというソニー製の大型センサー(IMX362)を搭載する。1ピクセルあたりの面積が広いことで、より多くの光を受けられるほか、ZenFone 4 ProでF値1.7という明るいレンズ、4軸の光学式手ぶれ補正(ZenFone 4とZenFone 4 Pro)などを搭載している。
また画素すべてが位相差を検出するデュアルピクセルセンサーの採用で、暗い場所でもAFが高速で機能するほか、RGBセンサーで明るさを検知する機能を持つ。なかでも、ZenFone 4 ProはSuperPixelエンジンにより光感度が強力で、明暗が激しい場所でもバランスよく明るい写真を撮影してくれるという。マニア向けの機能としては「プロモード」を用意。RAWデータでの撮影のほか、32秒の長時間露光など、腕次第でプロカメラマンのような写真が撮影できる。
自撮り重視も最近のZenFoneシリーズの特長だ。ZenFone 4 Selfie Proには「SelfieMaster テクノロジー」を搭載。ユーザーの顔を自動で補正してくれる美人エフェクトはもちろん、今夏発売されたZenFone Liveで話題となった、その美人エフェクトを動画のライブ配信時にリアルタイムで適用する機能にも対応している。
使い勝手の面では、バージョンが4.0に上がった「ZenUI」について紹介された。従来のZenFoneシリーズはプリインストールアプリが非常に多い印象だったが、35あったアプリを13にまで整理。一方で国内版には変換効率に定評がある日本語入力アプリ「ATOK for ASUS」を継続して採用しているのはうれしい点。またエフェクトやイコライザーの操作がよりしやすくなった「オーディオウィザード」、特定のSNSアプリを端末内でコピーし、2アカウントを扱うことを可能にする「ツインアプリ」機能が紹介された。
ZenFone 4とZenFone 4 Selfieは今週23日の発売。上位モデルのZenFone 4 Proのみ、10月下旬以降の発売予定となっている。
ZenFone 4の写真
ZenFone 4 Proの写真
ZenFone 4 Selfie Proの写真
ZenFone 4 | ZenFone 4 Pro | ZenFone 4 Selfie Pro | |
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メーカー | ASUS | ||
予想実売価格 | 5万6800円 | 8万9800円 | 4万2800円 |
ディスプレー | 5.5型液晶 | 5.5型有機EL | 5.5型有機EL |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
サイズ | 75.2×155.4 ×7.5mm |
75.6×156.9 ×7.6mm |
74.8×154 ×6.85mm |
重量 | 165g | 175g | 147g |
CPU | Snapdragon 660 2.2GHz (オクタコア) |
Snapdragon 835 2.45GHz (オクタコア) |
Snapdragon 625 2GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 128GB | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大2TB) | ||
OS | Android 7.1.1 | ||
LTE対応バンド | 1/2/3/5/7/8 /18/19/28/ /38/39/40/41 |
1/2/3/4/5/7/8 /12/17/18/19/20 /26/28/29/30 /38/39/40/41 |
1/3/5/7/8/18 /19/26/28/38/41 |
3G対応バンド | 1/2/3/5/6/8/19 | 1/2/3/4/5/6/8/19 | 1/2/5/6/8/19 |
DSDS 4G+3G | ○ | ○ | ○ |
CA対応 | ○(3CC) | ○(3CC) | ○(2CC) |
au VoLTE | ○ | ○ | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12+8メガ /イン:8メガ |
リア:12+16メガ /イン:8メガ |
リア:16メガ /イン:12+5メガ |
バッテリー容量 | 3300mAh | 3600mAh | 3000mAh |
指紋センサー | ○ | ○ | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C | Type-C | microUSB |
カラバリ | ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト | ピュアブラック、ムーンライトホワイト | ネイビーブラック、クラシックレッド、サンライトゴールド |
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