第7世代Core i7、最大32GBメモリーで実力バッチリ
実はPhotoShopやLightroomが快適!! Iris Plus Graphics搭載「m-Book H571BN1-S2」を試す
マウスコンピューターから、15.6型のフルHD液晶ディスプレーを搭載したノートPC「m-Book H」シリーズが登場した。薄型かつ高級感のある筐体に第7世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、出先でもRAW現像や画像加工などを軽快に行なえるのが特徴。CPUやストレージなどの構成の違いにより複数のモデルが用意されているが、今回は「Core i7-7500U」搭載の「m-Book H570BN1-S2」 と「Core i7-7567U」搭載「m-Book H571BN1-S2」の2種類を試すことができた。
これら製品のCPUは、クロック周波数の差以外にも、内蔵GPUがそれぞれIntel HD Graphics 620、Intel Iris Plus Graphics 650と大きく違っており、ベンチマークの結果が変わってくる可能性が高い。
そこで今回は、製品の使い勝手をはじめ、2モデルのパフォーマンスの違いに着目しつつ紹介していこう。
主なスペック | ||
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製品名 | m-Book H570BN1-S2 | m-Book H571BN1-S2 |
直販価格(税別) | 9万9800円から | 11万9800円から |
CPU | Intel Core i7-7500U(2.7GHz) | Intel Core i7-7567U(3.5GHz) |
メインメモリー(最大) | 8GB(32GB) PC4-17000 DDR4 | |
ディスプレー(最大解像度) | 15.6型フルHD(1920×1080ドット)、ノングレア | |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) | Intel Iris Plus Graphics 650(CPU内蔵) |
ストレージ | 240GB SSD(SATA) | |
光学式ドライブ | — | |
LAN機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac、433Mbps)、有線LAN(1000BASE-T) | |
インターフェース | HDMI端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、Bluetooth 4.2+LE | |
カードリーダー | SD/SDHC/SDXC対応 | |
カメラ | 100万画素Webカメラ | |
キーボード | 日本語106キー、バックライト、ピッチ:約19mm、ストローク:約1.5mm | |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク、ヘッドホン出力・マイク入力兼用端子 | |
本体サイズ | 約幅379.5×奥行き249.9×高さ21.0mm(折り畳み時、突起含まず) | |
重量 | 約2.1kg | |
バッテリー駆動時間 | 約6.4時間 | |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
デザイン性と機能性を兼ね備えたノートPC
マウスコンピューターの「m-Book Hシリーズ」は、15.6型液晶ディスプレーを搭載したメインストリーム向けのノートPCだ。シルバーとブラックが基調の洗練された筐体にインテルCore i5またはCore i7プロセッサーを搭載しており、デザイン性と性能の高さを両立しているのが大きな特徴になっている。
本体のフットプリントは幅379.5×奥行き249.9mmと標準的な大きさだが、薄さが21mm(突起部含まず。突起部を含む場合は23.3mm)と、このクラスの15.6型ノートとしては比較的スリム。実際に手に取ってみると、ボトムケースのエッジになだらかな傾斜がついているため、数値以上に薄く感じる。マウスコンピューターによると、パームレストからキーボードベゼル部分を一体成型とすることで本体の厚みを抑え、同社の同等セグメントの製品(m-Book Fシリーズ)に比べて約7.9mmの厚みを削減しているとのことだ。
そのパームレスト&キーボードベゼルと天板部分は、いずれもヘアライン調の加工が施されている。また、キーボードの奥側にあるスピーカー部はメッシュ状になっており、高級オーディオ機器のような洗練された雰囲気が漂う。埃や指紋なども目立ちにくく、長期にわたって美しい外観を保てそうなのは好印象だ。
キーボードは、キーピッチが約19mm、キーストロークが約1.5mm程度あり、非常に打ちやすい印象。カチャカチャ安っぽい音がせず、またキーボード面のたわみもほとんどなく、長時間でも快適にタイプできた。テンキーも搭載されており、表計算ソフトなどで数字を入力しやすいのもナイス。キーボードにはバックライトが内蔵されているほか、Caps LockとNumLKキーはオン時に点灯するLEDがあり、一目で状態が分かりやすい。暗所でもキーの区別がしやすいのもうれしいポイントだ。
液晶ディスプレーは解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)で、ノングレア(非光沢)タイプのパネルを採用している。映り込みが少ないため、明るい照明の下でも表示内容が見やすく作業に集中しやすいのが特徴。色再現性や階調表現力も良好で、鮮やかな色や人肌などの繊細な階調、白とびしやすいハイライトや潰れやすいシャドウの階調もきれいに再現された。
インターフェイスは、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI端子、有線LAN(1000BASE-T)、ステレオヘッドホン/マイク、マルチカードリーダー(SD/SDHC/SDXC対応)という構成。厚みを抑えた本体デザインながら、いずれも標準サイズのコネクターなので、アダプターを介することなくスムーズに周辺機器を繋げられるのはありがたい。
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