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4K動画対応の全天球カメラ「RICOH THETA V」をチェック!

2017年09月16日 12時00分更新

ジャイロセンサーのおかげ!?
歩きながら動画を撮っても揺れが少ない

 動画は4K画質での記録が可能になっている。theta360.comではファイルサイズの制限があって5MBまでしかアップロードができず、動画の冒頭10秒しか見れないのでYoutubeにアップしてみた。

 そのまま再生すると解像度が自動的に設定されるので、自分の環境に合わせて右下の画質設定から解像度を選んでみてほしい。

 カメラの向きを太陽に向けて正面で撮っているシーンでは、前後のカメラの露出差やフレアの差が大きくなってしまっている。

 上の動画は動きながら撮影しているせいかスティッチ部分もかなりくっきり出てしまっている。

 上記は一脚にTHETA Vを装着し、足を伸ばして高い位置から撮影している。歩きながら撮っているのでカメラはかなり揺れているのだが、記録されている映像では多少の揺れはあるが思ったほど揺れてはいない。新規に搭載されたジャイロセンサーがかなり有効に機能しているようだ。

 上の動画のようにカメラを固定(静止)した状態でならスティッチが目立たない部分もあるが、やはり不自然に途切れてしまう箇所もある。止まっている状態なら画質もかなり良好といえる。

 後ろの林の中ではセミが鳴いているのだが、現状では場所の感覚が掴めない。アップデートで360度空間音声記録が可能になれば、視点移動に合わせて音源の位置も変わるようになるのだろう。期待したいところだ。

今後の進化が楽しみなTHETA V

 基本OSにAndroidを採用したことでソフト面での拡張性が格段に向上した。まだアップデート待ちの機能は多く今後の展開次第ではあるが、かなり期待は持てる。

 また、楽しみなのは個人ユーザーが開発したプラグインを実装できるらしいので遊び方は大きく広がっていくだろう。

 見た目の変化は少ないが中身は大幅に進化し、高解像度での全天球記録が可能になり、実用性はかなり上がっただろう。

 素材としての利便性も高くなったと思える。今回試用した感じではスマホとの連携がかなり早く、楽になったので手軽さが大幅に向上した印象だ。

 普通に撮って転送して、見る。この作業の流れがスムースになって待ち時間で退屈になるようなこともなく、遊びツールとしてはかなりの進化といえる。画質向上や機能アップももちろんだが、画像転送やBluetooth連動など、使い勝手面での性能アップは大きく評価したい。

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