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レノボの新スマホ「moto X4」や2 in 1タブ「Yoga 920」をじっくり触った

2017年09月04日 17時30分更新

 レノボは、IFA 2017に合わせて、スマートフォン「moto」シリーズの新モデル「moto X4」や、「Yoga」シリーズの2in1 PC新モデル「Yoga 920」などを発表した。発表会場で、それら新製品をじっくり触ってきたので、ファーストインプレッションをお届けする。

防水・防塵に対応しデュアルカメラ搭載など
大きく進化した「moto X4」

 moto X4は、motoシリーズのミドルレンジモデルとして位置付けられているmoto Xシリーズの新モデル。ボディーデザインは、従来モデルからほとんど変わっておらず、アイデンティティーをほぼそのまま受け継いでいる。

「moto X4」。ディスプレーは5.2型で1920×1080ドット表示に対応

 ディスプレーは5.2型で、表示解像度は1080×1920ドット。サイズは、約73.4×148.35×7.99~9.45mmと、日本でも販売されている5.5型液晶搭載の「moto X Play」と比べると、高さはmoto X4がわずかに(0.35mm)大きいが、幅はmoto X4のほうが1.6mm小さい。重量は163gと、5型オーバーのスマートフォンとしては標準的で、特に重いという印象はなかった。

ディスプレー下部には指紋認証センサーを搭載

 ボディーは背面にもガラスが使われており、非常に光沢感が強い。しかも背面ガラスは曲面に加工されており、加工技術はかなり優れているという印象。また、背面上部に円形のカメラがある点は、従来モデルと同様だ。

 このように、外観は従来モデルから大きく変わっていないが、中身は大きく進化している。

 まず、最も大きな進化となるのが背面のカメラで、昨今のスマートフォンでトレンドとなっている、デュアルカメラを新たに採用したこと。2つのうちメイン側は1200万画素のセンサーとF2.0のレンズの組み合わせ、もう一方は800万画素のセンサーにF2.2の画角120度広角レンズの組み合わせとなっている。

下部側面。USBコネクターにはUSB Type-Cを採用

左側面。厚さは7.99mm、カメラ部は9.45mm

上部側面。SIMカードスロットが見える

右側面。電源ボタンとボリュームボタンを配置

 メイン側はセンサーがデュアルピクセルオートフォーカスに対応しており、高速なピント合わせが可能。手前の人や奥の背景など、フォーカス選択を切り替えても小気味よくサッとピントが合う。それに対し広角レンズ側は、より広い範囲が撮影できるので、集合写真や風景写真を撮影する場合に重宝しそうという印象。加えて、広角レンズ側は画素数が少ないかわりにピクセルサイズが大きくなっているため、暗い場所での撮影も得意とのことで、夜景撮影などにも活躍するだろう。

裏面。裏面はガラスを採用し、側面付近が局面に加工されており、高級感がある

裏面カメラにデュアルカメラを採用。一方が1200万画素のメインカメラ、もう一方が800万画素の120度広角カメラとなっている。また、周囲のリングはカメラのモードダイヤルを模しているという

 この他、デュアルカメラではピントのボケ具合を調節するなど、デュアルを活用した機能も用意されているが、展示されていた実機では完成度が高くなかったようで、頻繁にカメラアプリが落ちる状況だった。製品として登場する段階では修正されると思うが、じっくり体験できなかったのは少々残念だ。

 ちなみに、背面カメラは従来同様の円形デザインで、大きく盛り上がっている。そして、カメラのモードダイヤルを意識したデザインを採用したそうで、見た目にもかなり目立つようになっている。

 それに対しフロントカメラは、1600万画素センサー採用と、リアのデュアルカメラよりも高画素センサーを採用。より広い範囲を撮影できるパノラマセルフィー機能を用意するなど、セルフィー需要の高さに対応した仕様と感じた。

 そして、もうひとつの進化がIP68準拠の防水・防塵仕様に対応したという点だ。特に日本では待っていた人が多いかもしれないが、最近では海外でもスマートフォンの防水防塵対応が求められるようになってきているようで、最新モデルでしっかりと対応してきた。発表会場でも、展示デスクにちょっとした水槽を用意して実機を水没させてもOKとなっていて、実際に水没させている人が多く見られた。ただし、画面に水滴が付いている状態では誤動作が多いと感じた。

こちらはメインカメラ側。デュアルピクセルオートフォーカス対応で、素早くピントが合う

広角側カメラ。広範囲が撮影できるため、集合写真や風景写真の撮影に便利

顔にエフェクトを加えるフェイスフィルターも搭載している

IP68準拠の防水・防塵性能を備えており、万が一水没しても問題なく利用できる

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