エルブズは高齢者を対象に、弁当の購入やバス乗車で使用する、スマホ利用の非接触型簡易決済システムを開発している。
高齢化社会になりつつある日本において、高齢者の買い物難民、交通難民の課題が顕在化しつつある。それらの課題に対し同社は、京都府最南端にある京都府相楽郡南山城村地域(以下、南山城村地域)において、高齢者向けの「御用聞きAI」チャットアプリケーション(以下、御用聞きAI)を使用し、買い物支援や交通支援の実証実験を実施してきた。
買い物難民においては、ECサイトによる買物支援などが解決策として提案されているが、高齢者にとってはクレジットカード決済の敷居が高く、普及しにくい状況にある。エルブズでは上記実証実験において、ICカードや決済専用の機器を使用しないスマホ/タブレットのみによる非接触型簡易決済システムを開発。システムの基礎となる技術について特許出願をした。
同決済システムは複雑な操作が必要ないため、高齢者でも使いやすいことを特徴としている。またスマホのみで実現できるため、低コストで運用可能。小さな店舗にも導入しやすいというメリットがある。
今後、買い物難民や交通難民の課題を抱える地域において御用聞きAIを使った実証実験を実施する予定。なお現在、参加できる自治体や企業について募集をしている。くわしくは、実証実験 御協力団体様募集のお知らせ | 株式会社 エルブズ Elvezを参照してほしい。
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