週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

サプライズプレゼントまで登場

プロゲーマーと目の前で対戦! ファンの熱気がスゴかった「DeToNator Fan Meeting 2017 Powered by Sycom」

2017年08月29日 17時00分更新

 8月19日に秋葉原、ラジオ会館にて行われた「DeToNator Fan Meeting 2017 Powered by Sycom」。開場は11時、メインステージは13時からだというのに、10時半にはすでに行列ができているほど数多くのPCゲームファンが詰めかけ、大盛況となっていた。このイベントの一部始終をレポートしよう。

日本有数のプロゲーミングチーム「DeToNator」

 「DeToNator」(デトネーター)は2009年9月に設立され、もうじき9年目を迎えるプロゲーミングチーム。長らく「Alliance of Valiant Arms」(AVA)をメインに活動してきたが、2015年からは「Dota2」や「Counter-Strike:Global Offensive」(CS:GO)、「Overwatch」(OW)などにも活躍の場を広げている。現在はOW、CS:GOそしてAVAのチームが活動中。日本国内にとどまらず、世界大会や海外プロリーグへ参加するなど、その活動内容も活発だ。また、ゲーム配信を専門に行なうストリーマー部門でも積極的な活動を行なっている。

 今回のファンミーティングでは、OWのGOLDチーム、ストリーマーチームのメンバーが出席。プロプレイヤーと直接会える機会は数少ないだけに、かなり多くのファンが集っていた。メンバーも、トークや対戦などで出番がないときはファンとの会話や握手、サインなどに気軽に応えており、多くのファンとの交流を楽しんでいた。

DeToNatorのメンバーは常に会場内に。ファンとの交流を楽しんでいたほか、気軽に写真やサインにも応じていた

時にはサインをもらうために列ができることも。会場は常に混雑しており、PCゲームファンの熱気が満ちていた

 PCゲームのイベントというと女性が少ないというイメージがあるが、正確に数えていないものの、会場を見渡すと来場者の2~3割ほどは女性といった印象だった。秋葉原という立地を考えると、かなり女性率が高いといえるだろう。プロプレーヤーとの対戦に参加する人も多く、女性のPCゲームファンはかなり増えてきているようだ。

グッズ販売やコスプレーヤーとの撮影も

 メインプログラムは13時からなのだが、11時の開場直後には、会場の座席がすべて埋まってしまうほどの盛況。入口近くのグッズ販売コーナーも人気が高く、一時はかなりの列となっていた。販売されていたのはTシャツやマグカップ、キャップなど。こういったグッズは会場でなければ手に入りにくいだけに、多くのファンが購入していた。

物販コーナーにならんだグッズ。どれも人気が高く、お昼過ぎには一部のグッズが品切れとなっていたようだ

開場直後には、グッズを求める人たちの列が。購入したグッズへサインをもらう人の姿も見られた

 会場にはコスプレイヤーの古宮彗氏が特別ゲストとして招かれており、Overwatchの人気キャラクター“トレーサー”の姿で登場。手作りだという衣装は細部まで作り込まれており、トレーサーそっくりな姿に多くの人が驚くほどのできばえだ。来場者が多いこともあり、13時のオープニングの前から会場入りし、気軽に撮影に応じていた。

トレーサーの衣装だけでなく、ポーズまで完璧。一緒に写真を撮ってもらう人の姿も

 なお、ファンミーティングの様子は今でもtwitchから視聴可能。特にゲームのプレー実況は必見ともいえる内容なので、この記事と一緒にチェックして欲しい。

会場はオープニング直後から熱気に包まれる

 13時になると、アシスタントの浦瀬ゆき氏、司会進行のDeToNator代表江尻勝氏、ストリーマーのYamatoN氏の3名のトークでイベントが開始。DeToNatorの活動などが軽く紹介されたあとで登場したのが、GOLDチームのメンバーだ。delave(ディレイブ)氏、Saih4tE(サイハテ)氏、Space(スペース)氏、yoshiharu(ヨシハル)氏、Dohteloff(ドテロフ)氏、siorin(シオリン)氏、Ameken(アメケン)氏の総勢7名。

自己紹介などを笑顔で行なうメンバー。少し恥ずかしげにしているメンバーもいたりで、和やかな雰囲気だ

改めて古宮彗氏の紹介が行われたあと、メンバーにコスプレ姿の感想を聞くといったムチャ振りが

 来場者の多くが期待していたのは、やはりプロプレイヤーと一緒に対戦できることだろう。ステージのすぐ前方に12台、そして観客席の後方に3台のゲーミングPCが設置され、この会場内でゲームをプレイ可能。大勢の観客の前でプレイするというのは少し恥ずかしさもあるが、プロと直接対戦できるという機会はそうそうないだけに、これを楽しみに参加している人も少なくない。

対戦用に用意された12台のゲーミングPC。ステージの正面にあり、ココでOWやPUBGの対戦が行われた

 まず最初の対戦でプレイしたゲームは、多彩な特徴をもつ個性豊かなヒーローが多数登場する「Overwatch」。PCだけでなくPS4やXbox Oneでもプレーできるため、世界中に多くのファンがいるゲームのひとつだ。

対戦前にはトレーニングでデバイスを調整していた。ファンミーティングとはいえ、対戦ともなれば真剣だ

 1回目は、DeToNatorチームと来場者チームとに別れた対戦。マップは「King's Row」。制限時間内にエリアを確保し、ペイロードを目的地まで運ぶのが攻撃側の勝利条件だ。前半、後半で攻守入れ替わっての2戦行われたが、DeToNatorチームの勝利は揺るがなかった。

1回目は25分15秒あたりから。前半、来場者チームがペイロードを運び最後までオーバータイムをつなごうごするも、DeToNatorチームの勝利。後半も、危なげなくDeToNatorチームの勝利となっていた

 2回目は、DeToNatorのメンバーと来場者、3名ずつの混合チームによる対戦。ゲームは「コントロール」で、指定エリアの制圧を競うゲームだ。最大3戦、2本先取したほうが勝利チームとなる。実力差が小さくなり、1回目と比べかなりの接戦となったものの、青チームの2本先取で終了。

2回目は49分49秒あたりから。機動力を重視した青チームが主導権を握り続け、1本目、2本目ともに勝利を収めた

 3回目もコントロールで、2回目と同じくDeToNatorのメンバーと来場者、3名ずつの混合チームによる対戦だ。ただし、来場者側の中にDeToNatorのコーチであるdelave氏が紛れ込んでるという変則的なチームとなった。結果は青チームの2本先取で終了。

3回目は1時間10分56秒あたりから。delave氏がどのキャラかは伏せられていたものの、そこはプロ。素人離れした的確な動きから、DeToNatorのメンバーにはバレていたような雰囲気だった

 来場者のレベルも高く、特に混合チームとなった2回目、3回目の対戦では、実況解説のYamatoN氏が何度も「あれ?これ大会かな?」とコメントするほど。かなり濃厚なゲーム展開となっていた。

熱戦を繰り広げた後は、笑顔で握手。プロとの対戦だけでなく、交流までできるのがファンにはうれしいひとときだ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう