週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

勝間和代の《倍辛》家電レポート:

勝間和代 人気「自動調理器」ガチ比較! メリット デメリット 違いは?

2017年08月31日 07時00分更新

●ホットクックと煮込み自慢 違いは「かきまぜ」「圧力」

 共通点としては、

・40℃から90℃までの段階的な温度設定調理
・100℃前後の無水料理と蒸し機能

 があります。なので、温度調整機能がある無水調理ができる自動調理器として使う分には、どちらも基本機能は同じです。

 では、なにが違うのか。

 まず、ホットクックにあって、煮込み自慢にないものは

 「かきまぜユニット(まぜ技ユニット)&豊富な自動メニュー&予約機能」

 です。煮込み自慢はかきまぜユニットがないので、原則、私がまぜないといけませんが、ホットクックはかきまぜユニットが自動でいろいろなメニューでかき混ぜてくれます。

ホットクックは「まぜ技ユニット」が自動でかきまぜる

 なので、自動メニューの中で

 「ピタッと」

 使い方にはまるものがあると、ものすごく便利です。ちなみに、我が家でよく使っている自動メニューは

・ホワイトソース
・ミートソース
・ラタトゥイユ
・ポタージュスープ
・キーマカレー
・豚の角煮
・鶏と大根の煮物
・煮魚
・りんごのコンポート

 などなどです。

 あとでまた詳述しますが、こういった自動メニューを使いこなすコツはただ1つで

「付属の自動メニュー用のレシピは参考程度にとどめて、自分のレシピで作ること!!」

 です。そうすると、自動メニューも長続きします。

 一方、煮込み自慢にあって、ホットクックにないものは

・圧力鍋機能

 です。

煮込み自慢には「圧力調理」ボタンがある

 ホットクックは沸点100℃までしか出せませんが、煮込み自慢は圧力鍋機能があるので、110℃くらいまでの温度が出せます。

 あと、ホットクックはヒーター方式ですが、煮込み自慢はIHなので、火力は煮込み自慢の方が強いです。

 なので、ホットクックは短時間で手早く作るのはむいていませんが、煮込み自慢はじょうずに圧力機能を使うと短時間調理が可能です。

 煮込み自慢は保温ボタンがないのですが、70℃の定温調理ボタンで代替できるので、あまり不自由を感じていません。

 圧力鍋機能があるので、玄米や大豆を炊くときには、重宝しています。また、単純な定温設定による調理だと、ホットクックは操作がかなり複雑ですが、煮込み自慢は直感的な操作で可能です。

 あと、なんといっても、煮込み自慢は、実勢価格で新型ホットクックの半額以下ですので、コストパフォーマンスに優れています。

 ホットクックと煮込み自慢、どちらを買ったらいいかという質問を受けますが、まず、私が使っている6人用(2.4L)タイプが5万程度。お手頃価格の4人用(1.6L)タイプもあります。

 予算が5万確保できるのなら、煮込み自慢でできることは、圧力鍋機能以外はほぼ、ホットクックでできるので、ホットクックがいいです。

 予算が2.5万円しかなければ、煮込み自慢になります。煮込み自慢はほとんど自動メニューはありませんが、その分、操作が簡単なので、慣れると手足のように使いこなせると思います。

 ただし、どちらの製品も、使いこなすには課題があります。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります