国内5分の通話定額付きで楽天会員なら1年目は月額1980円で利用可能
高速通信を使い切っても最大1Mbpsで使い放題 楽天モバイルが「スーパーホーダイ」9月1日開始
楽天モバイルは9月1日から、高速データ通信をオフもしくは高速データ通信量を使い切った際に最大1Mbps(12~13時、18~19時は300kbps)のデータ通信を容量制限なく使える通話定額付き新料金プラン「スーパーホーダイ」を開始する。プランには国内通話5分かけ放題の通話定額が含まれ、月額料金は税抜2980円(プランS:2GB)からだが、楽天会員であれば1年目の料金が1000円割り引かれ、税抜1980円からとなる。
スーパーホーダイ」はプランS(2GB)、プランM(6GB)、プランL(14GB)の3タイプが提供され、最低利用期間は2年もしくは3年。先述のとおり、楽天会員であれば1年目の月額料金が1000円割り引かれるほか、楽天カードを保有し、6ヵ月以内に楽天サービスで30回かつ4000ポイント以上獲得すると資格が得られるダイヤモンド会員であれば、さらに500円割り引かれる。
このほか、最低利用期間に応じて端末割引または楽天スーパーポイントのプレゼントを受けられる“長期優待ボーナス”を提供。利用期間3年で契約すると端末セット購入時に端末が2万円割り引かれるほか、SIM契約時は2万円相当のポイントが付与される。契約の自動更新はないため、2年もしくは3年の最低利用期間終了後の任意の時期に乗り換えても追加コストが発生しないのも特徴だ。
新プラン発表会には楽天副社長執行役員の平井 康文氏と執行役員楽天モバイル事業の大尾嘉 宏人氏が登壇した。平井氏は楽天モバイル事業に関して「楽天の中ではECカンパニーに次ぐ事業規模」と語る。楽天モバイルを含む通信&メディアカンパニーに関して「今後もコンテンツが王様であることは言うまでもない」として、楽天がもつコンテンツとEC、通信事業を軸とした“サンドイッチ戦略”を解説。
平井氏は、楽天モバイルユーザーからほかの楽天サービスへの流入が増えたことに触れて「楽天モバイルは楽天事業に貢献しており、グループの中核であることは間違いない」と語る。さらに「MVNO市場にはさまざまな変化が起きている。あくまで個人的な印象だがMVNOは非常に“注釈が多い産業”だという実感がある」とコメント。「シンプルかつベストの料金プランとサービスを提供しようと考えている」と新プランの狙いを語った。
続いて登壇した大尾嘉氏がスーパーホーダイの詳細を解説した。まず最初に示したのがスマホのデータ通信速度経験の有無など利用者のリサーチデータ。データ通信量を気にしてスマホを使うユーザーが65%に達すると前置きした上で、制限時最大1Mbps通信のスーパーホーダイならデータ容量の残りを気にしなくていいと語る。
さらに壇上では、各社の料金プランやサービスを飲食店の立て看板に見立てた寸劇を実施。同じようなサービスやプランに見えても、実際には割引の適用に一定の条件が必要だったり、利用条件に制限があったりわかりにくいと語りつつ「我々の割引適用条件はすぐ登録できる楽天会員になること。制限事項は昼と夕方が最大300kbpsになること」とプランと制限事項がシンプルなことを強調した。
最後に平井氏が再び登壇して楽天モバイルの現状を解説。楽天は全国への店舗展開を強化しており、契約者数に関しては「オンラインと店舗での申し込みは現在半々の比率」(平井氏)。現在の店舗数は全国170店舗で、今後は直営店に加えて専門ショップをさらに展開していく予定とのこと。楽天モバイルの2017年秋からのテーマ「Super Challenge」を明らかにした。
新料金プラン【スーパーホーダイ】
【月額料金(税抜)】
・プランS(高速データ通信2GB):2980円
・プランM(高速データ通信6GB):3980円
・プランL(高速データ通信14GB):5980円
※楽天会員は1年目の料金を月額1000円割引
【制限時速度】下り最大1Mbps(12~13時、18~19時は300kbps)
【通話定額】国内通話5分かけ放題
【提供開始日時】2017年9月1日
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