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新世代DDFA搭載で最大11.2MHzのDSDにも対応

ただ小さなデジタルアンプじゃない、デノン「PMA-60」発表

2017年08月29日 11時00分更新

大きくて重いのがいいのは昔の話。小型でコンパクトだけどパワフル。そんなデノンのデザインシリーズが新世代DDFA搭載で進化した。

 デノンは8月29日、設置がしやすい小型の筐体にHi-Fiオーディオで培った様々な技術を投入した新プリメインアンプ2機種を発表した。デザインシリーズとして2014年に発表した「PMA-50」の後継製品。フルサイズ機に匹敵するオーディオ性能と、現代的なインテリアにマッチするデザインの両立を自負する。

PMA-60

 USB入力可能な「PMA-60」(50W+50W、4Ω)は、クアルコムのDDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)を採用し、価格と発売時期は7万5600円/10月下旬。

PMA-30

 DDFAではないが、デジタル入力可能なD級アンプを左右それぞれ2つずつブリッジ接続(BTL:Balanced Transformer Less)で使用した「PMA-30」(40W+40W、4Ω)は5万4000円/9月下旬。

 ともに光2系統/同軸1系統のデジタル入力端子、RCA1系統のアナログ入力端子を持つ。

 PMA-60に限った特徴としては、ビット拡張技術の「Advanced AL32 Processing Plus」の搭載、USB接続時により広範なフォーマットに対応できる点(最大11.2MHzのDSDおよび最大384kHz/32bitのPCM)、デジタルアイソレーターの搭載、44.1kHz系と48kHz系の2種類のクロックの搭載、NFCペアリング機能の搭載、アルミフットやボリュームノブの部材の相違などがある。

ボリュームのつまみのデザインは、左のPMA-60は縁がダイヤモンドカットされ、サイドがヘアライン仕上げになっている。右はPMA-30。

1チップ化されたDDFAを搭載

周辺回路がシンプルになり設計しやすい

PMA-60はデジタルアイソレーターにより外来ノイズを排除

マスタークロックデザインを採用

PMA-30はDDFAではないが、こちらも片チャンにD級アンプを2つ使用する高音質設計

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