週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

カメラだけではなく「プリインアプリの量」も改善

技適マーク付きもアリ! 日本上陸が期待されるZenFone 4シリーズ実機レビュー

2017年08月18日 17時00分更新

ハイエンド機である「ZenFone 4 Pro」は有機ELにSnapdragon 835を搭載

 今回発表されたシリーズの中で、ハイエンドモデルに位置するのが「ZenFone 4 Pro」。ディスプレーは5.5型フルHD解像度(1080×1920ドット)という点はZenFone 4と同じだが、パネルには有機ELを採用。晴天時の屋外などでもハッキリと表示できる明るさだ。

有機ELディスプレーを搭載したZenFone 4 Pro

背面のデザインはレンズ回り以外はZenFone 4と同じ

 本体背面はガラス素材を採用し、両面とも2.5D加工が施されているといった点もZenFone 4と同じ。

 ただし、ZenFone 4 Proはカメラレンズまわりがやや出っ張っている。本体サイドのフレームはベゼルと同色になるよう塗装されているので、統一された一体感のあるデザインに仕上がっている。

サイドのフレームも塗装が施されている

指紋認証センサーとナビゲーションキーまわり

 ハイエンドモデルらしさはスペックにもあらわれており、CPUはSnapdragon 835。メモリーは6GBで内蔵ストレージは128GBとなっている。

 カメラは本体背面側がデュアル仕様で、本モデルのみ標準と望遠の組み合わせ。標準側はZenFone 4と同じ。望遠側は標準の2倍(50mm)で、同じくソニー製のセンサーだが、ピクセルサイズ1.0μmの1600万画素。レンズの明るさはF2.6となっている。

正面カメラはシングル仕様

 標準と望遠はカメラアプリのボタンをタップしてワンタッチで切り替えられる。また、画面上をピンチイン・アウトするとズーム倍率が変わり、2倍まで拡大すると標準から望遠に切り替わる。このあたりの操作性は日本でも発売中の「ZenFone Zoom S」と同じだ。

レンズは標準と望遠の組み合わせで、2倍ズームの表記もある

 ちなみに「光学ズーム」とうたわれているが、1.1倍から1.9倍は標準側を使ったデジタルズームで光学ズームではない。これはどのスマホメーカーも同じ表現なので、ズーム撮影する際には注意したい。

 製品説明では1倍と2倍を「ピュア光学ズーム」と書かれており、筆者としては「ピュアモルトウイスキー」と同じモヤモヤと納得のいかない表現だ。

 2つのカメラを使って自然なボケをだせるため、ZenFone 4 Proにはオリジナル機能としてポートレートモードを搭載している。

USB Type-Cを採用し、イヤホンジャックと同じく本体底面に配置

カラーは2色展開

実は真の「3G・4GのDSDS仕様」に対応した「ZenFone 4 Selfie」

 正面がデュアルカメラ仕様になっているのが「ZenFone 4 Selfie」。本体前面のガラスは2.5D加工されており、背面はスチール素材。厚さは約7.85mmで手に持ってみると、思った以上に薄く感じる。この薄さでバッテリー容量は3000mAhと十分。ただし、充電などに使用するUSB端子はmicroUSBを採用している。

正面カメラがデュアル仕様のZenFone 4 Selfie

背面はメタル素材で、カメラは上部中央にある

 ディスプレーは5.5型HD解像度(720×1280ドット)でCPUはSnapdragon 430。メモリーは4GBで内蔵ストレージは64GBとなっている。

 SIMスロットはデュアル仕様だが、トレーには別途microSDカードの収納スペースもあり、microSD利用時も4G+3GのDSDS(Dual SIM Dual Standby)が利用可能。

2つの正面カメラは、左右に配置

背面カメラのレンズ回りは四角く出っ張っている

戻るとタスクキーの位置は印刷が施されている

 カメラは正面がデュアル仕様で、標準(F2.0)と広角(F2.4)の組み合わせ。センサーはどちらもOmnivision製で標準側が2000万画素、広角側が800万画素だ。

 標準と広角の切り替えはほかのモデルと同じく、アプリのボタンひとつで切り替え可能。ちなみに、背面カメラは1600万画素のOmnivision製でレンズの明るさはF2.0。

本体右側面

microUSB端子が底面にあり、イヤホンジャックは本体上部にある

SIMトレーには2枚のSIMと1枚のmicroSDがセットできる

カラーは4色展開

有機EL&ソニーセンサー搭載の「ZenFone 4 Selfie Pro」

 ZenFone 4 Selfieの上位モデルに位置するのが「ZenFone 4 Selfie Pro」。ディスプレーサイズは5.5型と変わらないが、パネルは有機ELを採用し解像度もフルHD(1080×1920ドット)で、CPUもミドルレンジのSnapdragon 625を搭載している。

 ただ、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GBで、デュアルSIM仕様だが、片方はmicroSDとの排他使用となっている。

ZenFone 4 Selfie Proのディスプレーは有機EL

本体背面はZenFone 4 Selfieとほぼ同じ

SIMトレーは2ロット目がmicroSDとSIMとの排他使用

 カメラも正面がデュアルで背面がシングルという構成はZenFone 4 Selfieと同じだが、使用しているセンサーが違っている。

 正面は標準側(F2.0)がソニー製のデュアルピクセル使用の1200万画素、広角側(F2.4)はOmnivision製で800万画素。正面カメラはソニー製で1600万画素だ。

正面の2つのカメラは上面右側に並んでる

背面カメラは出っ張りが目立つデザイン

 正面の標準側に高性能なセンサーを搭載しているため、高精細なセルフィーが撮れるだけでなく、4K動画の撮影にも対応。高品質で動画配信をしたいユーザーなどにオススメだ。

ナビゲーションキーの印刷はなく、タッチすると光る

本体右側面

microUSBで、こちらのモデルはイヤホンジャックが底面にある

 デザインはZenFone 4 Selfieと同じで、前面が2.5D加工されたガラスに背面はメタル素材。厚さは6.85mmと薄型なので、こちらも手に持ってみると思った以上に薄く感じる。

本体カラーは3色をラインアップ

大容量バッテリー搭載の普及価格帯機「ZenFone 4 Max Pro」

 ZenFone 4シリーズの中で大容量バッテリーを搭載したモデルが「ZenFone 4 Max Pro」。バッテリーサイズは5000mAhでスペック上では4Gでのスタンバイで46日、22時間の連続動画再生が可能となっている。

ZenFone 4 Max Pro

本体背面はメタル素材を採用

 ディスプレーサイズは5.5型HD解像度(720×1280ドット)。CPUはSnapdragon 425または430で、メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBとなっており、スペック的にはミドルローに位置するモデルだ。

 SIMスロットはデュアル仕様で、microSD用収納スペースも別途あるタイプなので、microSD使用時もDSDSが利用できる。

SIMトレーはmicroSD用のスペースもある

 本体デザインはZenFone 4 Selfieに似ており、前面は2.5D加工のガラス、背面はメタル素材。ただし、こちらは背面のカメラがデュアル仕様で、背面左上に配置されている。

 ちなみに、プレス向けに配付された資料にはZenUIは3.0となっているが、新しいスキンを採用しているので、ハンズオンブースにあった端末を見る限りZenUI4.0と同じように見えた。

ナビゲーションキーは指紋認証センサーの左右に印刷されている

本体右側面

 カメラは背面が標準と広角の組み合わせで、正面がシングル仕様。センサーはすべてOmnivision製となっている。

背面カメラは左上に並んで配置

正面カメラはひとつだけ

 解像度は背面カメラの標準側(F2.0)が1600万画素で広角側(F2.2)が500万画素。正面カメラは背面カメラと同じ1600万画素でレンズの明るさも同じ2.0。標準と広角レンズはカメラアプリからワンタッチで切り替えられるのも同等だ。

本体底面にはmicroUSBのみで、イヤホンジャックは本体上部にある

ZenFone 4 Max Proだけ技適マークが確認できた

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう