25mmと59mmのレンズを使い分けるスタイル
ZenFone Zoomが光学ズーム搭載であったのに対して、ZenFone Zoom Sは、「iPhone 7 Plus」や「ZTE BLADE V8」と同じく、広角レンズと望遠レンズを切り換えられる仕様だ。イメージセンサーはともに1200万画素となっている。センサー自体はソニー製IMX362で、画素ピッチ1.4μmであるため、暗所にも比較的強い。ただ特定のシーンにおいては、ソフトウェア側のチューニングが上手くいっておらず、状況によって妙に決まった絵が撮れるが、苦手なところではとことん苦手といったクセがあるため、充実したマニュアルモードを楽しむくらいがいいかもしれない。
※以下の写真は原寸大(3~5MB)で掲載しています。通信量にご注意ください。
インカメラについては、1300万画素となっており、ここ最近の自撮り需要対応である。またASUSのスマホではおなじみの美肌機能もちゃんと搭載されており、こちらはかなりこなれている感があった。
【まとめ】ミドルクラスとしては価格がやや高いが
スペックなどのバランスは良し
低価格帯のスマホよりもSoCやバッテリーが優れつつ、有機EL、ふたつのレンズを搭載と、2016年末から目立っている需要に思いっきり応じた形の端末だといえる。際立って性能の高い部分はないが、普段使いの範囲であれば、もたつきと遭遇することもなく、快適に使えるだろう。カメラについては上記しているように、望遠側はややクセがあるため、要練習。広角側についてはオートで十分に遊べるため、1台でステップアップできると考えてもいいだろう。
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