メールや電話の通知から、天気や最新の話題までスマートウォッチでキャッチ
ビジネスで「スマホファースト」が叫ばれて久しく、小さな商店や農家に至るまでがスマホを活用して情報収集・発信・交換しています。今の時代、スマホはなくてはならないものです。しかし、ちょっと通知を確認したいだけなのに手がふさがっていると、バッグの中から取り出しにくかったり、電話の着信に気づかなかったり、スマホが大型化する一方で不便なこともでてきました。
そんなジレンマを解決するスマホのパートナーとして、スマートウォッチに白羽の矢を立てました。
フォッシルのタッチスクリーン スマートウォッチ「FOSSIL Q Wander」をiPhoneと接続して2カ月ほど使ってみて、とくに気に入った点をご紹介します。
私はライター業のかたわら、カフェを経営しています。営業中は慌ただしく、たいてい両手がふさがれており、調理台にスマホを出しておくと邪魔になります。しかし、お客様からの予約や問い合わせは、SNSやホームページで受け付けており、メールやメッセージをいち早くチェックして返信しなければなりません。
お客様との会話には、天気や最新の話題を仕入れておくのも大事です。お店が忙しくなるにつれて、サッと手元に視線を移しただけで情報をキャッチできるスマートウォッチに、魅力を感じたのです。
メールやLINEの通知を静かにキャッチ
カフェを始める以前は、ライター専業だったので、常にパソコンかスマホを触れる環境にあり、いつでもメールやSNSをチェックできました。そのため、編集部やクライアントからのメールやSNSの返信が遅いと、「レスポンスが悪いなぁ」なんて思っていたのです。今思えば、会議や接客中に、メールやメッセージの確認はできませんよね。
とくに、メールはSNSに比べて、あまり頻繁にチェックしないので、対応が遅れてしまうことがあります。以前、ホームページからの予約に気付かず「お客様が来客されたあとで知る」、という失敗もありました。幸い、空席があったのでよかったのですが、恐ろしいことです。
タッチスクリーン スマートウォッチは、電話やメッセージの着信を通知する機能があります。スマホをポケットやバッグに入れていると、バイブレーションに気付かないことがありますが、手首でブルブルと振動すれば着信音がなくてもさすがに気付きます。メールやアプリの通知をオンにしておくと、下から上へのスワイプで「メールの冒頭部分」、タップすると「メールの全文の内容」が確認できます。店内で接客中は、スマホの通知音をオフにしているので、予約や仕入れの配達状況の通知を見落とすことがなく、とても助かっています。
さらにAndroid Wear 2.0では、メールやLINEの返信も可能になりました。音声入力もでき、短い返事ならスマホを使わず、タッチスクリーン スマートウォッチだけで十分です。
Googleフィードで会話のネタを収集
繁忙期は、まったくプライベートの時間がなく、テレビやネットを見る暇がありません。店内の窓から離れた場所では、外の天候すらわからなかったりします。接客業では、お客様との会話のネタをもっておくことが大事です。天気や主要なスポーツ、経済ニュースなどの知識がないと、うまく相槌が打てません。スマートウォッチを身に付けていたら、天気予報アプリとGoogleフィードで最新のニュースをすばやくチェックできます。
また、近所のスポットなどを訊かれたときに「OK、Google」で音声検索してご案内したり、外国から来たお客様に「翻訳」アプリを使って説明したり、何かと重宝します。営業中は、スマホをほとんど取り出すことなく、スマートウォッチだけで用が足りています。
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