NTTドコモは8月8日、1次産業向けにAIを活用したIoTソリューションを9月中旬から提供すると発表した。
NTTグループのAI技術「corevo」を活用して開発した「自然対話エンジン」「画像認識エンジン」などと、日本IBMの「IoT分析プラットフォーム」を連携したソリューション。
両社の技術により、センサーなどのIoT機器から取得した数値情報だけでなく、カメラ画像や音声の繊細かつ複雑な情報を、プラットフォーム上で蓄積・分析可能となり、精度の高い解析結果を導き出せるという。
たとえばこれまで農業分野で活用されていたIoTサービスは、農場の監視や作物の状態を可視化して予測などをするもの。画像データを加えることで農作物の視覚的な情報が計測され、病気の兆候や生育状況の把握が可能になるとしている。
また、音声に対応することで熟練の農業従事者の経験、知識に基づく助言などを取得できる。同時に気候・環境データも収集可能。
現在、アプレと水耕栽培、双日ツナファーム鷹島とマグロの養殖現場において実証実験を実施している。
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