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ドコモ、地上から飛行機に向けて電波を飛ばし、機内をWi-Fi化する実験に成功

2017年08月08日 15時30分更新

 NTTドコモは、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(ENRI)、ANA、パナソニック、ジャムコとの共同により、地対空通信での航空機内Wi-Fiサービスの実験に成功したことを発表した。

実際に実験を行なったENRI所有のよつば号

 この実験ではVHF帯を用いるTD-LTEの通信システムを宮城県内に構築。上空8700m、半径最大93kmのエリアを飛ぶ実験用飛行機「よつば号」に地上から電波を飛ばし、時速430km時に最大27Mbpsでの通信に成功した。また、機内ではこの通信を用いたWi-Fiサービスを提供し、各種のインターネットサービスを実際に利用できたことを確認したとしている。

地上の基地局と飛行機の間で通信を行なう

 現在航空各社が提供している機内Wi-Fiサービスは、主に通信衛星との間で通信を行なっているのに対し、この地対空通信であれば機内の設備も小型となるとのこと。さらなる機内Wi-Fiサービスの拡大と料金の低廉化にも期待が持てそうだ。

機内と屋外の設備


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