次世代カプセルホテル「The Millennials」を体験!
まずは宿泊施設部分の「The Millennials」から紹介しよう。客室は建物の4~7階にあり、フロアーごとに男性用、女性用、共用と分かれている。女性のひとり旅から家族旅行まで、幅広い層が利用できる。利用料金は一泊6000円前後だ。
8階のカウンターでチェックインを済ますと、専用アプリがインストールされたiPod touchを貸し出される。いきなりふつうのホテルとなにかが違う! 実はこの端末、各フロアーの電子ロックキーや部屋の照明スイッチ、アラームなど、さまざまな用途に使われる。 実際に今回宿泊した4階に行くと、自動ドアが閉まっていた。ドアの横にあるセンサーにiPod touchをかざすとピッと音がして、ドアが自動的に開く仕組みだ。最近のホテルはカードキーが主流だが、iPod touchなのはおもしろい。
宿泊フロアーに入ると、控えめな照明のなかに白、黒、グレーを基調としたオシャレな空間が広がっていた。通路をずんずん進んでiPod touchに表示されている自分の部屋に行くと、巨大なベッドがどーんと置いてあった。ここが今晩の寝床だ。
The Millennialsでは各部屋を“スマートポッド”と呼んでいる。従来のカプセルホテルを徹底的に研究し、居住性と機能性、先進性を高めて開発された。それを象徴するのが、iPod touchを使った部屋の操作。照明の輝度調整とベッドのリクライニング角度、換気をタッチパネルでコントロール可能。さらに目覚まし機能を使うと、指定した時間に照明が灯り、ベッドが自動的にムクムクと起き上がる。どんなに朝が弱い人でも、ベッドが勝手にリクライニングし始めたら起きるしか選択肢はないだろう。
また、今回宿泊した部屋は超短焦点LEDプロジェクター(LGエレクトロニクスの「PF1000UG」)が設置されていた。スマートポッドに入って仕切りを下ろすと、そこが80型のスクリーンになる。壁のHDMI端子にデバイスをつなぐと、その映像が映し出されるワケだ。iPhone用の端子はフロントで貸し出してくれるがAndroid端末用はなかったので、宿泊中に映像を見たいユーザーは事前に用意しておくといいだろう。
気になるトイレとシャワールームは各フロアーごとに共有。トイレは控えめな照明で落ち着いた部屋で、シャワールームは白く明るい清潔感のあるスペースだった。アメニティーも充実しているため、手ぶらで利用できるのもうれしい。
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