「Xperia XZ Premium(SO-04J)」で注目の進化ポイントといえばカメラ機能です。メモリー積層型イメージセンサーを搭載し、Motion Eyeと名付けられた新しいカメラシステムでは「スーパースローモーション」や「先読み機能」といった撮影が可能になっています。
メインカメラの解像度は1920万画素。1世代前のセンサーを搭載したモデルから比べると解像度の数字はダウンしていますが、そのぶんピクセルサイズは大きくなっており、より明暗といった情報が詳細に記録可能です。そのため、暗いシーンや逆光などでも黒つぶれや白とびの少ない明暗差のある写真が撮れるようになっています。
写真撮影は「プレミアムおまかせオート」と「マニュアル」の2種類のモードが用意されているのは従来のXperiaシリーズと同様です。基本的には「プレミアムおまかせオート」で撮影すればOK。カメラを向けた被写体に会わせて「料理」や「マクロ」、「ソフトスナップ」などの設定に自動で調整してくれます。
ちなみに「プレミアムおまかせオート」で撮影中に、証明などの関係でホワイトバランスが気に入らない場合は、設定ボタンから「色合い・明るさ」をタップすれば調整可能。カメラに設定をおまかせしつつ、気になる場合は自分で調整できるので便利です。
とはいえ、Xperia XZ PremiumにはRGBC-IRセンサーが搭載されており、撮影時の光源を認識して被写体が持つ自然な色合いが出やすいので、色のついた照明などよほど強力な光源でないかぎり、プレミアムおまかせオートで撮影すれば問題ないレベルにはなっています。
一方の「マニュアル」は、ホワイトバランスやシャッタースピード、露出などが調整可能なモード。レンズ交換式のカメラとまではいきませんが、コンパクトデジカメと同じレベルで操作できます。撮影環境に合わせてユーザーが設定できるので、写真撮影に詳しい人にピッタリの撮影モードです。
個人的にはXperiaシリーズの伝統とも言えるシャッターボタンが気に入ってます。画面をタッチしてシャッターを切る場合、手ぶれしやすいし、縦位置に構えたときはいいですが、横位置のときが意外と押しにくいのであまり好きではありません。その点シャッターボタンなら横位置の時にしっかりとグリップしならシャッターが押せるので便利です。
このようにXperia XZ Premiumのカメラ機能は日常使うデジカメとしては申し分ない機能と性能を持っています。今後は「先読み機能」などの撮影にもチャレンジしてレポートしたいと思います。
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