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飲料の補充スピード対決をした

自販機に関西弁でしゃべってほしい! ダイドードリンコにお願いしてみた

2017年08月02日 15時00分更新

文● ナベコ 撮影●高橋 智、岡田 清孝
提供: ダイドードリンコ

●ルートセールス 池田大輔さんにお願いしてみた
ルートセールスとは:自販機の飲料を補充するお仕事。自販機の撤去作業や自販機の新設時の飲料補充も行ないます。空き缶の回収、自販機の清掃も仕事の一環。


「私、ナベコと言います」

ナベコ「自販機を関西弁にしてもらえないですか」

池田さん「自販機のおしゃべり機能は地域の特徴を出すため、基本的にその地域の方言に設定しています。なんで関西弁なのですか?」

ダイドードリンコ ルートセールスの池田大輔さん。

ナベコ「おもしろそうだから聞いてみたいからです」

池田さん「自分のためなのですね。希望は伝えますが、難しいかもしれませんよ」

ナベコ「池田さんの力でそこをなんとか」

池田さん「無理を言いますね。では自販機で勝負してみませんか? ナベコさんが勝ったら、自販機を関西弁にしましょう」

ナベコ「勝負? ワクワクしますね」

飲料補充対決でチャレンジ

 競うのは飲料の補充スピード。20本の飲料をどのくらいのスピードで補充できるか競ってみましたよ。ふだん仕事で飲料を補充をしている池田さんのほうが有利なので、ハンデとして私は20秒はやくスタートしていいことになりました。

ヨーイドン!

シュバ、シュバババ、シュバババババ! 手首のスナップが美しかったです。

「う~ん難しい」

(結果)
池田さん 20本―13秒
ナベコ  20本―27秒(※20秒はやくスタート)
……ナベコの惨敗

 池田さんはスナップをつかって目にも止まらぬ早さで補充。飲料を入れる位置を正確に把握しているようで動きに無駄がなく、20本をわずか13秒で詰め終えました。一方私は、補充する場所を探すのにモタつき、飲料を斜めに入れてひっかかってしまい、3倍以上の47秒もかかりました。想像していたよりずっと難しかったです。

ナベコ「負けてしまうとは、なんでやねん。くやし~」

ナベコ「勝てなかった。思っていたより難しかったです」

池田さん「簡単には負けません」

ルートセールスってどんなお仕事?

ナベコ「負けて残念ですが、毎日飲料を補充しているから素早くなるんですかね?」

池田さん「ルートセールスは担当エリアの自販機をまわって補充するのが仕事。僕は100台くらいを担当しています。効率良くまわって品切れをなくすことが売上アップにつながるので、手際よい作業を心がけるうちに早くなってきたと思います。ルートセールスの中には僕より早い人はたくさんいますよ」

自販機の情報を引き出す機械で補充が必要な飲料を表示。必要な本数を詰めます。

ナベコ「上には上が。そっか、飲料が品切れになっていたらお客様に商品をお届けすることができないですもんね。私も練習して素早く補充できるようになりたいです」

池田さん「スピードだけではなく正確さも大切です。お客様が欲しい商品をお届けするには、欲しい商品のボタンを押したらきちんとその商品がでてくるよう、正確に飲料を補充する必要があります」

ナベコ「ボタンを押して違う商品が出てきたらびっくりしますものね。早いだけではなく正確さも必要とは」

池田さん「補充のスケジュールも重要で、お祭りとかイベントがあると極所的に品切れてしまうことがあるので、その場合、あらかじめまわるスケジュールを多めに組むこともあります」

ナベコ「お祭りか~。それは売れますよね」

池田さん「お祭りだと空き缶入れもすぐにいっぱいになってしまいます。その回収もやっています」

ナベコ「え? 空き缶の回収もやっているんですか?」

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