こんにちは、池澤あやかです。突然ですが、ドローンを買いました。
すこし思い出話をさせていただくと、私がはじめてドローンに触れたのは、2013年ごろ。ドローンの認知が広がるようになったきっかけにもなった初代『AR.Drone』を飛ばしてよく遊んでいました。その頃のドローンはよく風に流されていたので(池に落ちてドライヤーで乾かした思い出が……)、「ドローン=不安定」という印象を持っていました。
しかし、久しぶりに触れてみた最近のドローンの安定っぷりたるや! 小型ドローン『DJI Spark』なんて、Kindleくらいの大きさしかないのに、強風に吹かれてもびくともしなくて心底驚きました。
感動のあまり、勢いあまって買ってしまいました。お酒が入っていたこともあり、休暇でハワイに行く予定があったこともあり……だって、ハワイの綺麗な海、空撮したくない?
日本での規制と比べてどうなの?
ドローンといえば規制がつきもの。各国でそれぞれの規制がある。
国土交通省によると、日本では200g以上のドローンについて、「空港等の周辺の上空の空域」「150m以上の高さの空域」「人口集中地区の上空」に該当しない空域で飛ばすよう義務づけられており、該当地区で飛ばす場合は、地方航空局長の許可を受ける必要があります。許可された地域で飛ばす際も、「夜間飛行」や「目視外飛行」、「第三者や物件から30m未満の飛行」、「イベント上空飛行」、「危険物輸送」、「物件投下」などの行為が禁止と、かなり厳密な規制が課せられています。
では、ハワイがあるアメリカではどうなっているのでしょうか?
アメリカは自由の国というイメージがありますが、もちろんそれなりに規制があります。0.55ポンド(約250g)以上のドローンは、飛ばす前に連邦航空局(FAA)に申請する必要があります。DJI Sparkも300gと+50gオーバーのため、申請が必要です。
申請後も「パイロットが16歳以下」、「空港から5マイル以内」、「夜間飛行」、「目視外飛行」、「400フィート(約120m)以上の飛行」、「100mph(約時速160キロ)での飛行」、「人や車の上の飛行」、「教育やレクリエーション目的以外での飛行」などは禁止となっています。
いざ、申請!
55ポンド(25kg)以下の小型ドローンであれば、FAAの設置している申請用のWebサイトから「Model Aircraft」として申請し、5ドルを払えばカンタンに使えるようになるとのことで、いざ申請してみましょう。
まずは基本事項。「FIRST NAME(名前)」、「MIDDLE(ミドルネーム)」、「LAST NAME(名字)」、「SUFFIX(称号)」、「PHONE(電話番号)」、「ALT EMAIL(万が一の際の予備のEメールアドレス)」を入力。ミドルネームや称号はもちろんない場合は未記入で大丈夫です。
次の「Physical Address(現住所)」、「Mailing Address(手紙が届いても良い住所)」の項目には、現在自分が住んでいる住所(私の場合日本での住所)を入力します。 それぞれ「COUNTRY(国)」、「ADDRESS(市の後に続く詳しい住所)」、「CITY(市、日本だと市区町村)」、「STATE / PROVINCE / RESION(州、 日本だと都道府県)」、「ZIP(郵便番号)」の項目を埋めましょう。
あとは、安全に飛行するための基本事項確認があり、最後に、5ドルを払えばおしまい。実際に飛ばす際には、申請した際に発行された番号をドローンに貼る必要があります。
この申請は3年間有効で、3年を過ぎたら再登録する必要があります。
ドキドキの初フライト!
飛ばして良い地域かどうかは、FAAがリリースしている公式アプリ『B4U FLY』から確認します。飛ばしてはダメなエリアを地図で確認することができます。
さあ、このエリアで飛ばせることを確認したら、いざフライト。私は東京在住のため、そのほとんどがドローンの飛行が制限された区域。そのため、予行練習なしのまま、初フライトはハワイとなります。
ちゃんと運転できるか不安でいっぱいでしたが、こんな絵をとることができましたよ。
また機会があれば、日本や海外でのフライトにも挑戦してみたいです。
以上、池澤でした。
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