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世界最高クラスのカメラ! コンデジいらずなスマホHTC「U11」

2017年07月09日 12時00分更新

DxOスコア90を記録した
良好過ぎるアウトカメラ

 U11のアウトカメラは1200万画素で、画素数ではなく「画素ピッチ」に重点を置いている。1画素あたりの受光性能が高く、暗所だけでなく、明るい場所でのレンジ取得も良好になるもので、UltraPixel 3とネーミングされている。

 画素ピッチは1.4μmで、すべてのピクセルに位相差AFも搭載されている。HTC曰く、一眼レフカメラにも搭載されている技術とのことだが、そうなると光学手ぶれ補正ユニット内にドライバーがあると思われるのだが、詳細情報は開示されていない。AF速度は素早いのだが、特定の被写体を追いかけている際に画面が一瞬固まることが複数回あったため、このあたりはまだチューニングしきれていなさそうだ。

 上記の挙動が気になったものの、それ以外については極めて良好だ。DxOMark Mobileスコア90という謳い文句も、けっこう納得である。以下のサンプルは手ぶれ補正の効き具合のテストも兼ねて、片手持ちでの撮影データだ。

※写真は実寸のまま掲載しています。通信量のご注意ください(2~4MB)。

オートHDRをオンがデフォルトで、だいたい見ているままの雰囲気に寄せてくる

黒中心の物体が大半を占める場合の露出判断も良好

ご飯写真は照明の色を考えなくてもいいくらい適切でラク

ハイライトとシャドウが顕著なシーンでのテスト。ハイライトとシャドウともレンジは広い

日中に関しては、極めてシャープな描写になる

一定光量を確保されている室内でも同様で、お散歩カメラとしてわざわざミラーレスとか持たなくてもいいような気もしてくる。また、Rのレンジが妙にあり、トーンジャンプが起きてない部分にも注目してほしい

夜間の撮影は街灯やディスプレーの照明があればOKで、使い勝手がいい

ややディティールは消失しているが、夜景もとくにしっかり構えず、テキトーに撮っても十分なものになる

間接照明も弱い状況ではさすがに厳しいのだが、SNSにアップロードするぶんには問題ないレベル

【まとめ】写真をスマホでバシバシ撮る派なら要チェック!

 スペックについては文句ナシ。握る操作でよりお手軽なEDGE SENSEや、カメラ機能の処理が良好であり、普段使いのカメラとしてもとてもよくできている。カメラはスマホだけで十分という人にオススメしたい。店内を撮ってみるだけでも、その性能の高さを体感できるだろう。

レーザーAFやRGBWユニットもナシと、他メーカーと比べるとさっぱりしているが、だいたいのシーンでハズレのない絵を記録してくれる

「HTC U11」の主なスペック
メーカー HTC
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1440×2560ドット
サイズ 約76×154×8.3mm(最厚部9.7mm)
重量 約170g
CPU Snapdragon 835
2.36~2.45GHz×4+1.9GHz×4
(クアッドコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部メモリー microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大350Mbps
SB対応周波数 4G:700MHz(28)/900MHz(8)
/1.5GHz(11)/1.7GHz(3)
/2.1GHz(1)/2.5GHz(41)
3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz
VoLTE ○(HD+)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:12メガ/イン:16メガ
バッテリー容量 3000mAh
FeliCa
防水
カラバリ アメイジング シルバー、ブリリアント ブラック、アイス ホワイト

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