名物コーナーに感動するも
マシンは思うように動かず……
初音ミクのレーシングカーで国内最高峰の自動車レース「SUPER GT」に参戦するグッドスマイルレーシングが、初音ミクGTプロジェクト10シーズンを記念して、7月28~30日にベルギーで開催される「スパ・フランコルシャン24時間レース」に出場することは先日お伝えした(関連記事)。
ついに開催月となったが、7月4日の公式テストに参加するため、同チームのドライバーである谷口信輝選手、片岡龍也選手、そして小林可夢偉選手がスパ・フランコルシャンへ向かった。なお、スパでのチーム体制は、メンテナンスファクトリーがイギリスのRAMレーシング、車体はこのRAMレーシング所有の個体をレンタル、タイヤはピレリ、ゼッケンが00(ダブルゼロ)と、SUPER GTの体制とは大きく異なっている。
7月3日にはシート合わせのため、ドイツのシュツットガルトにいき、4日のテストに参加。無事(?)に終了したようだ。タイムだけ見るとトップから1~3秒落ちとやや苦戦気味だが、初めてのコース、初めてのファクトリー、初めてのクルマやタイヤということもあり、手探りでのテストになったようだ。
3人にスパでのファーストインプレッションを聞くと……
谷口選手「コースは初めて走るからとっても新鮮でチャレンジングなんだけど、クルマが曲がらなすぎてコースを楽しんでいる余裕がありません。タイヤよりもセッティングだと思います」
片岡選手「初のオールージュ、やっぱり難しかったですね。なかなか攻略のしがいがあるサーキットです。けっこう滑ったんですが、タイヤなのかな……」
可夢偉選手「クルマに慣れるのは難しくないんですけど、とにかく今はクルマのバランスが悪いので、セッティングを詰めていかないとダメですね。」
とにかくセッティングが出ていないらしく、アンダーステアが出まくりで曲がらないと3人は口を揃える。テストはこれで終了で、次はいきなり本番だが、なんとかベストなセットアップが出て予選と決勝は快走できるように応援してほしい。
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