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PlayStation VR購入者は勝ち組確定か!?

女の子の匂いも感じるDOAXのVR版も発表!五感を刺激する「VR センス」の完成版を体験

2017年06月29日 11時00分更新

VR センスは2分割に分けて移動させやすいようにもなっているという。そのため、ゲームセンター以外に飛行場やホテルなどにも置くことも可能だという

 コーエーテクモウェーブは、6月28日に「VR センス」の完成・新作ソフト発表会を行なった。VR センスは多機能3Dシート、香り機能、タッチ機能、風機能、温冷機能、ミスト機能を備えた五感を刺激するギミックを備えたVR筐体。

 発表会ではコーエーテクモホールディングス 代表取締役会長 襟川恵子氏が登壇。本発表会の直前にコーエーテクモホールディングス社長 襟川陽一氏がPlayStation Move(PS Move)でプレイした際、PS Moveを筐体にぶつけるといったことがあったため、操作デバイスをコントローラーに変更したなどの裏話を語った。

コーエーテクモホールディングス 代表取締役会長 襟川恵子氏

 筐体の解説は、プロジェクトマネージャー藤井久徳氏が登壇して行なった。本筐体はシルバーとパールブルーの2色展開で、ひとつの筐体に3タイトルまで搭載し、ゲームセンターなどに展開するとのこと。たとえば、色によって女性向け、男性向けタイトルなどと分けてゲームセンターに置かれることが望ましいとしている。しかしながら、筐体には最大5タイトルまで搭載できるため、以降はソフトウェアのみを購入し、入れ替ていくこともできるという。価格は320万円(税別)としているが、期間限定でキャンペーン価格も用意するとのこと。

藤井氏によると本機のロケーションテストは8月に行われる予定とのこと

2月に本筐体を初お披露目した際は、シルバー1色のみだったが、新たにパールブルーを追加

待望のDEAD OR ALIVE XTREMEシリーズのVR化も発表!

 対応ソフトに関しては、メインプランナーの南達尊氏から説明が行なわれた。2月の時点では、「ホラー SENSE ~だるまさんがころんだ~」、「ジーワン ジョッキー SENSE」に加え、真・三國無双のVR版が仮タイトルとして紹介されていたが、真・三國無双は「超 真・三國無双」という正式タイトルにより展開。

コーエーテクモウェーブの南達尊氏

 加えて、当初襟川氏に品がないと却下されながらも、周囲から“最もウケる”という提案が多かったため、考えを改めたとするDEAD OR ALIVE XTREME(DOAX)シリーズのVRタイトル「DEAD OR ALIVE XTREME SENSE」、同社が得意とする戦国時代を舞台とした「超 戦国コースター」が新たに追加された。

「DEAD OR ALIVE XTREME SENSE」は、現状「かすみ」の姿を眺めるだけだが、香り機能により彼女の匂いも感じられるという気になるセリフも。また、完成版では、同シリーズに登場する女の子たちと一緒に遊び、満足させるとご褒美がもらえるとか。一体どんなご褒美が待っているのか、非常に気になるところだ

ジェットコースターは、顔に吹き付ける風、多彩なシートの稼働により、VR センスに最適だという。加えて、「超 戦国コースター」は、ただ戦国時代の中をジェットコースターで巡るだけでは面白くないということで、野戦の中や、砲撃が行きかう中を進んでいくといった体験を考えているとのこと

五感を刺激する要素が加わったことで2月の時点よりも、より怖くなったという「ホラー SENSE ~だるまさんがころんだ~」。頭に虫が落ちる、足下をネズミが押し寄せるといったホラー的な演出が随所に盛り込まれ、ただ視るだけよりも、すごく怖く感じる仕様になるという

「ジーワン ジョッキー SENSE」では、中山競馬場と東京競馬場を実際の競走馬に乗って走ることができる。雨の競馬場を走行することもでき、その際はミスト機能により臨場感のある体験を得られるようだ。2月の時点では操作できず、ただ鞭を振るだけだったが、今回からは実際に馬を操作することが可能。しかし、相当1着になるのは難しいという

本シリーズのナンバリングタイトルを超える意気込みで開発をしているという「超 真・三國無双」。VRならではの臨場感を突き詰めるシステムに、吊り橋からの急降下といった、これまでにないアクションも加えるそうだ

 この他にも、他社IPのビッグタイトルや、“あの”女性向けIPのVRタイトルも予定しているという。“あの”ともったいぶるあたり、同社の人気女性IPファンには気になるところだろう。また、質疑応答時に襟川氏は、VR センスを他社にも技術開示、技術指導も行ない、アミューズメント施設でのVRを盛り立てていきたいという意向も示した。

 さらに、こうしたVR センス用のタイトルは、今後PlayStation VR(PS VR)用にリリースも予定しているという。襟川氏は、PS VR版をユーザーにプレイしてもらってから、いろんなギミックを備えたVR センスでも遊んでみたいという相乗効果を狙っていきたいと語った。PS VRで同社のIPを使ったVRコンテンツが続々登場する期待感もあるので、今のうちに購入しておくのも吉かもしれない。

本発表会のラストには、コーエーテクモウェーブ 代表取締役社長 阪口一芳氏が登壇し、締めの挨拶を行なった。阪口氏は、VR センスで何度もプレイして頂けるコンテンツを提供していきたいと語った

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