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日清食品は夏に弱い! 2017年にリベンジを誓う

日清、黒歴史を掘り起こす 売れなかった3商品がなぜか復活

2017年06月26日 16時00分更新

 日清食品は、「カップヌードル サマーヌードル」「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」「日清焼そば熱帯U.F.O.」を7月3日から全国で発売する。予想実売価格はいずれも200円前後。

 「カップヌードル」「日清のどん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」シリーズから、発売したものの思ったように売れなかった"黒歴史"の製品の中でも、今だからこそ食べてもらいたいという3品を復刻。

カップヌードル サマーヌードル。「緊急限定発売」という必死感満載のコピーで登場したのも良くなかった

 1995年に発売されたカップヌードル サマーヌードルは、エスニックブームの今だからこそ食べてほしいという、すっきりとしたトムヤム味の商品。"レモングラス" がレモン味と誤解されたために売れなかったという。真心ブラザーズの「サマーヌード」は当商品のラジオCM用に書き下ろされたものだが、「今やそっちの方が有名となっている」と同社は説明。

どん兵衛 だし天茶うどん。当時流行っていたのは緑茶だったが、こちらのスープはほうじ茶がベースというズレっぷりもマイナスとなった

 日清のどん兵衛 だし天茶うどんは、だしの旨みをしっかりときかせた商品。2002年の発売当時は、だし、天ぷら、お茶づけを組み合わせた商品コンセプトが伝わらずに売れなかったという。「あっさりこってり」といううたい文句も伝わりにくかったと同社は分析している。

焼そば熱帯U.F.O.。前年にヒットした「カップヌードル 熱帯シーフードヌードル」の後追いだったが、安易なネーミングのせいで「何味かわからない」という致命的な弱点を抱えるハメに

 日清焼そば熱帯U.F.O.は、タイ料理ブームの今だからこそ食べて欲しい、タイの屋台で食べる "パッタイ風" の甘辛ソース焼そば。「勢いは伝わるものの味の説明になっていない」という商品名から、味の想像がつかずに売れなかったとのこと。

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