モトローラのフラグシップモデル、「Moto Z」シリーズの第2世代モデルとして登場した「Moto Z2 Play」。前モデルの「Moto Z Play」と同様に、Moto Zシリーズの最大の魅力であるMoto Modsをサポートしつつ、性能は若干抑えめにして、買いやすくした端末だ。価格は税抜5万3800円で、発売日は6月29日。発表会での写真を中心に紹介していく。
まず主なスペックを紹介すると、フルHD解像度の5.5型有機EL、オクタコアのSnapdragon 626(2.2GHz)、4GBメモリー、64GBストレージ、12メガカメラ(イン5メガ)、3000mAhバッテリー、Android 7.1.1など。最大の進化点は上位の「Moto Z」に近づいた、6mm切りの5.99mmという薄型筐体だ(Moto Zは5.2mm)。
この薄型筐体にも関わらず、3000mAhの大容量バッテリーを搭載。CPUやディスプレーはミドルハイクラスながら、バッテリー持ちという観点からはプラスと考えることもできる。また、4G+3G対応のデュアルSIMデュアルスタンバイは、前モデルと同様にnanoSIMスロット×2とは別にmicroSDスロットが用意されている。
機能面では3月に発売されたMoto G5シリーズとの共通点が見られる。たとえば、前面下部の指紋センサーは端末操作も可能。タッチで「ホーム」、左へスワイプで「戻る」、右へスワイプで「履歴」となる。また、この操作をオンにした場合は、ディスプレー内のナビゲーションバーが消えるので、より広い画面領域を利用できるようになる。
カラバリもMoto G5と共通のルナグレー、ファインゴールドに、さらにニンバスの計3色が用意されている。ニンバスは雨雲といった意味のようだが、青みがかった明るいシルバーで案外これまで見かけない筐体色だ。
「Moto Mods」にも新製品が2つ登場。「Turbo Power パック」(税抜9800円)は最大15Wでの急速充電に対応した拡張バッテリー。なお、Moto Modsの拡張バッテリーは、本体側のバッテリーが痛みにくいように残量を80%程度に維持するという設定も可能になっている。もう1つの「ワイヤレス充電キャップ」(税抜4680円)は、Qi/PMAでのワイヤレス充電を可能にするカバーだ。
Moto Modsは前年モデルとの互換性が保たれており、すでに発売されている製品ももちろん利用できる。また、発表会では今後の予定や開発環境を活発化させる取り組みについても説明が行なわれた。
比較的手に入れやすい価格と言っても5万円台とSIMフリースマホの中では高額だが、Moto Modsで広がる世界に興味があるユーザーには気になる1台だろう。
モトローラ「Moto Z2 Play」の主なスペック | |
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メーカー | Motorola Mobility |
ディスプレー | 5.5型有機EL |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約76.2×156.2×5.99mm |
重量 | 約145g |
CPU | Snapdragon 626 2.2GHz (オクタコア) |
メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) |
OS | Android 7.1.1 |
対応バンド | LTE:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40/41 W-CDMA:1/2/5/6/8/19 クアッドバンドGSM |
DSDS | ○ |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12メガ、イン:5メガ |
バッテリー容量 | 3000mAh |
防水/防塵 | ×(撥水対応)/× |
指紋センサー | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ルナーグレイ、ファインゴールド、ニンバス |
発売時期 | 6月29日 |
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