蜂蜜とレモンの相性が良いというのは世間一般でもよく知られているようでして、飲料でものど飴でもこの2つを組み合わせたものは多い。
蜂蜜とレモン、というと運動部のマネージャーが作るというレモンの蜂蜜漬けなどを思い出して青春を感じる人もいらっしゃるでしょう。幸せなことですね。都市伝説か何かじゃないかな。本当にそんなマネージャーがいるのかよ。まったく。
取り乱しました。さて、キリンの人気シリーズ「世界のKitchenから」はご存知でしょう。世界の家庭で出会った知恵や工夫からインスピレーションを受け、商品として提案しているブランドです。「ソルティライチ」などヒット商品も多いですね。
今日は「キリン 世界のKitchenから ほろにがピール漬け蜂蜜レモン」を飲みます。6月20日から数量限定発売されており、容量375gのボトル缶で価格は170円前後。
今回キリンが着目したのは、「レモンは皮がおいしい」と気づかせてくれたという、イタリア・アマルフィの家庭で出会ったレモンの皮を漬け込んだ自家製酒「リモンチェッロ」です。アマルフィはイタリアの南にありまして、「世界一美しい海岸」といわれるアマルフィ海岸の中心都市です。
リモンチェッロからヒントを得た蜂蜜レモンを作るにあたり、レモンの皮が主役だからこそ、「ノーワックス」のレモンピールにこだわったそう。皮を細かくすりつぶすことで素材の滋味を引き出し、香料・保存料・着色料不使用でレモンの皮の苦みと香りが生きた蜂蜜レモンになったといいます。
さっそく飲んでみると、驚きます。苦いのです。キリッとした苦味がある。
皮の白い部分もすりつぶしているそうで、まず、舌にレモンの皮の苦味がグッとくる。その後に、蜂蜜の甘さと、一緒に漬け込んだというレモングラスの香りが、スッと残る。もちろん、レモンの匂いもしっかりと感じられます。
思った以上にレモンピールの苦味が強いと感じました。これは悪く言っているのではなく、“ほろにが”という名前に偽りなし、という評価です。皮の風味がしっかりと活きている。
「苦いのは好きじゃないんだよね」という人には、ちょっと勧めにくいかも。それぐらい、しっかりと苦いです。大人の味といっても、間違いではないでしょう。
たまたま近くにいたグルメ担当のナベコさん、家電担当の盛田さんにも味わってもらいました。
ナベコさん「大人の味、レモンの皮の渋みが効いていて、甘さ控えめ。グビグビ飲むのではなく、リラックスタイムに味わいながら飲みたい。きっとマドレーヌが合うと思う。あとウォッカと合わせたい」
盛田さん「苦みが利いた大人の蜂蜜レモンです。うまい。炭酸ほしい。最近ノンアルコールビールの代わりにウィルキンソンの辛いジンジャーエールを飲んでるんですけど、こっちでもいいような気がしました。大人の楽しみ、蜂蜜レモン」
このシリーズらしい、果実(というか、皮)の風味を活かしつつ、甘くなりすぎないようにバランスにも配慮されている、こだわりを感じる飲料です。炭酸水で割るのはもちろん、ジンやウォッカなどを使ってカクテルにしても、楽しめるのではないでしょうか。
「ベタベタ甘い蜂蜜レモンはちょっとなあ」という人でも、スッキリ、ごくごく飲める。とても夏向きのドリンクだと思います。オススメです。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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