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なぜ格安SIMは安いのか? キャリアSIMとの違いも丸ごと解説

2017年06月22日 17時00分更新

 近年、低価格スマホとして話題の「格安SIM」「格安スマホ」というワード。テレビでも「月々イチキュッパ」など安さをうたうCMを多く見かける。とはいえ、多くのユーザーにとって「どうやって乗り換えればいい?」「安すぎるけど品質はだいじょうぶ?」といった疑問があるだろう。今回の特集では、格安SIMへ移行する際の注意点や選び方を紹介していく。

スマホの月額料金が安くなる「格安SIM」とは?

 そもそも格安SIMの「SIM」とはなんだろうか。SIMカード、いわゆるSIMはドコモやau、ソフトバンクなど携帯電話会社が契約者に発行する固有のカードで、通常は手持ちのスマホの中に入っている。利用者側にとっては、このSIMカードが実質の電話番号であり契約プランそのものと言える。

ドコモやau、ソフトバンクでスマホを契約した場合、通常はスマホの中に契約を利用するためのSIMカードが入っている

 では「格安SIM」がなにかというと、ドコモやau、ソフトバンクに毎月支払っている月額6000円前後の契約プランよりも安い料金で提供するサービス携帯電話会社のSIMだ。現在、楽天モバイルやmineo、IIJmio、OCN、BIGLOBEなど数え切れないほどの企業が参入し、月額1000円台からの料金プランを提供している。

格安SIMを契約すると、安い料金プランで使えるSIMカードが発行される。対応したスマホに入れれば、安くスマホを利用できる

 また、これら格安SIMの盛り上がりに対して、ソフトバンクは「Y!mobile」、auのKDDIもグループ会社のUQコミュニケーションズとして「UQ mobile」という別ブランドの格安SIMを展開。料金は前述の格安SIMよりもやや高い月々2000円台からとなるが、通話定額や安定した通信速度で差別化して人気を集めている。

格安SIMのなかでも、Y!mobileとUQ mobileはそれぞれソフトバンクやKDDI(au)系列なのでサブブランドと呼ばれることがある

 現在ドコモやau、ソフトバンクを使っているユーザーがMNP(携帯電話番号ポータビリティ)で格安SIMに乗り換えれば、スマホの月額料金を大幅に抑えられる。この価格破壊ともいえる動きで、格安SIMが注目されているというわけだ。

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