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8Kもいよいよ実用段階!これからの街中を彩るスクリーンメディア集合「デジタルサイネージジャパン2017」

2017年06月14日 16時30分更新

幕張メッセで開催された「デジタルサイネージジャパン2017」。3日間で14万3000人以上が来場した(同時併載イベントを含む)。

 駅や空港などの交通機関、街角の看板などに用いられるデジタルサイネージ。ディスプレーやネットワークの進化に伴って拡大を続ける、このデジタルサイネージの最新動向を伝える展示会である「デジタルサイネージジャパン2017」が、Interopと同時開催イベントとして、6月7日~9日、幕張メッセで開催された。

 4Kディスプレーはもちろん、いよいよ実用的に使われるところまできた8Kディスプレーや、ディスプレーそのものに新しい仕掛けを施したインタラクティブな装置など、これからの街中を彩る最新スクリーンメディアが大量に出展されていた本イベントについて、目についたブースや展示を写真レポートする。

シャープは8Kディスプレーをマルチに組み合わせた最大級の展示を

8Kディスプレーをマルチに用い、イベント最大級の展示を行っていたシャープブース。

 左側にある70型ディスプレーを16個並べて映像を表示しているが、フレームの幅が狭いので境界線が目立ちにくくなっている。マルチディスプレー用としては世界最大の大画面とのこと。

70型ディスプレーを縦にし、3枚並べた展示。

同じくシャープブースで展示されていた短焦点プロジェクター。

 レーザー光源を採用した超短焦点プロジェクターは、スクリーンまでの距離が49cmで100型の画面を投影することができ、最大150形投影まで可能となっている。

すぐ対応できる4Kの活用方法を見せるソニー

ソニーブースはいますぐ活用できる4Kディスプレーを中心とした展示を行っていた。

4Kの解像度を活かし、多言語を一画面に表示させるデモなどのほか、顧客自身が運用しやすい環境などをアピール。

 ソニーブースの4K有機ELテレビの紹介していた個室では、その高解像度を活かした映像の表示のほか、音響についても解説。ディスプレーの奥に複数設置したスピーカーが液晶を振動させて音を出す仕組みとなっており、映像に合わせて音が左右に振られるデモを行っていた。

大画面とインタラクティブ性に注力するパナソニック

パナソニックブースは大画面、インタラクティブな情報提供をテーマにした展示。この写真はカーブのある壁に対し、2台のプロジェクターで映像を表示している。

 天井に設置された2台のプロジェクターによる壁面を画面として用いた映像表示では、映像の境目がわからず、横10m近い巨大スクリーンに映し出されているようであった。

同じくパナソニックブースに展示されていた65型ディスプレー。左側のディスプレーをタッチすることで、右側に説明が表示されるインタラクティブな仕組みが紹介されていた。

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