ソニーモバイルのフラグシップスマホと言える「Xperia XZ Premium SO-04J」が、本日6月16日にドコモから発売されました。
今年の夏には、「Xperia XZs」も発売されましたが、こちらはあくまでも昨年に発売された「Xperia XZ」のマイナーチェンジモデルという位置づけです。
5.5型という大画面と4K解像度(2160×3840ドット)の超高解像度ディスプレーを持つモデルとしては、2015年後半に発売された「Xperia Z5 Premium」からすると、久しぶりの登場です。
Xシリーズ初めてのPremiumはいままでの「いいところ」が凝縮
「Xperia XZ Premium」を手にした印象は、大型ディスプレーのわりに持て余すほどの巨大感を感じない、ということです。
本体デザインは、「Unified Design」といコンセプトをもつ「Xperia XZ」と共通するサイド面が滑らかにカーブして手に馴染むフォルム。手の大きな成人男性目線ではありますがしっかりとグリップできます。
それよりも「Xperia Z5 Premium」でおなじみの鏡面仕上げのボディは引き継がれて、2色あるカラーの「ディープシーブラック」「ルミナスクロム」ともに反射するほどの光沢っぷりです。
ですが、いい意味で裏切られたのが今回使ってみたディープシーブラックです。単に黒いというよりは、深みのあるブルーという印象で、どちらかというと「Xperia XZ」のフォレストブルーをより暗く落とし込んだようで、なるほどネーミングどおりの「深い海の黒」です。
本体の上下パーツの金属パーツのカット、ボディーカラーと一体化したディスプレー周辺ベゼル、スリットのない1枚板になった背面、大きくなるとパーツ分割から野暮ったく見えてしまいがちな処理も、とてもキレイにまとまっていて、手にしながら素直にコレはイイね!と思えます。
それから、サイド面にある指紋認証つきの電源ボタンや、ボリュームキー、カメラキーはマットブラックになっているところが見た目のクールさに一役かっています。ちなみに、指紋認証の解除レスポンスは快適そのものです。
インターフェースやカメラは最先端のものを搭載
「Xperia XZ」との違いとしては、ボリュームキーが電源の上部にきていることと、FeliCaアンテナがディスプレー上部ではなく背面中央にもどっていることです。
底面にある接続端子は、表裏を気にせずに挿し込めるUSB Type-Cになっただけではなく、USB 3.1 SuperSpeed Gen1に対応して5Gbpsに対応するケーブルを使うことでPCから高速転送できるほか、Quick Charge 3.0による高速充電もできるようになっています。
もちろんIPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を備えているので、水回りでも安心して使えます。
唯一の外部スロットはnano SIMカードと、microSDカードが収まります。最初に、フタと一体化したmicroSDカードトレイをはずして、その後からnano SIMカードのトレイが抜けます。microSDは最大256GB(microSDXC)まで対応しています。
カメラは、約1920万画素と画素数を抑えたメモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」となる「Motion Eyeカメラシステム」を備えて「先読み撮影」機能と、最大960fpsのスーパースローモーション撮影ができるようになりました。
先読み撮影は、被写体が動いている時にシャッターをきると、自動的にメモリー内に最大4フレーム分の画像をバッファして、シャッターが押される直前の画像も記録してくれるので、撮り逃しを防げる便利な撮影機能。スーパースローモーション撮影は、日常で撮れる動画を最大960fpsのスローモーションとして記録できます。
カメラが非常に高性能化したためなのか、「Xperia XZs」では背面カメラの周辺が出っ張ってしまい完全な平面ではなくなっています。
XZ Premiumは、本体サイズが大きくなっているおかげか内部処理によりフラットを保っているというのも地味に修正されているのもポイントになります。
もちろん4K動画も撮影できれば、コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた「ハイブリッドAF」や、被写体の動きを予測して写体を捉えてブレのない撮影が可能な「先読みオートフォーカス機能」、5軸の電子手ブレ補正のきく「インテリジェントアクティブモード」も健在で、カメラまわりは非常に強力です。
「Xperia XZ Premium」の本体サイズは、長さ幅77×厚さ約7.9×高さ156mm、質量は約191g。ディスプレーサイズは大きくなったとはいえ、横幅は「Xperia XZ」と比較しても5mmの差にとどまっています。
キー入力の際に指が届きにくいという場合は、「POBox Plus」を「片手キーボード」にすれば右もしくは左によせて入力しやすくできます。逆に、PCキータイプの時にも数字段を表示してダイレクトにタップしやすいといった画面がサイズアップの恩恵もあります。
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