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タッチ操作に加え、3Dスキャンにも対応した液晶一体型機

これは未来、SFの世界を現実化したような「HP Sprout Pro」

2017年06月14日 06時00分更新

 日本HPは6月12日、本体上部にプロジェクターや3Dカメラなどを備えた、新しいタイプの液晶一体型デスクトップ機「HP Sprout Pro(スプラウト・プロ) by HP G2」を発表した。

HP Sprout Pro by HP G2

 23.8型のタッチ対応ディスプレーを備えた一体型機。ディスプレーの上部に飛び出したユニットに高解像度のカメラを搭載。3Dスキャナーや書画カメラの機能を持つ。さらに机上に置いたタッチマットに、投影できるプロジェクターも装備する。ここはPCからはセカンドディスプレーとして認識される。タッチマットは20点タッチ対応の静電容量式で、ペンなどを使った直感的な操作が可能だ。

 現実のアイテムを2D/3Dイメージとしてデジタル化し、手で触れるように操作、編集できる新しい感覚のUIが特徴的だ。最新世代のCore i7や高性能なグラフィックスチップを備えるなど基本性能も高い1台になっている。

 なお、背面にはHDMI出力も備えており、本体を含め合計3画面での作業が可能。外部出力時には、メイン/セカンドディスプレーを縦位置の1画面に収めたミラーリング表示も可能。教室などでは、講師が操作している画面を大画面に映し出して、生徒に見せるといった使い方も可能だ。

上部に高解像度のカメラやプロジェクターを装備している

 主な仕様は、Core i7-7700T(2.9GHz)、16GBメモリー、512GB SSD、GeForce GTX 960M(2GB)。OSはWindows 10 Pro。ディスプレー部のサイズは23.8型で、解像度は1920×1080ドット(10点タッチ対応)。プロジェクター部は1920×1280ドットのDLP方式。投影サイズは21.3型となる。搭載カメラは約1460万画素(4416×3312画素)。

 本体にはSDメモリーカードスロット、USB 3.0×4、HDMI 2.0出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応の無線LAN、Bluetooth 4.2などを搭載する。「HP WorkTools」などSprout専用アプリケーションを用意している。

背面

Sprout専用のアプリを用意している

 本体サイズは幅673×奥行き586×高さ569mm(タッチマット配置時)で、重量は約12.8kg。標準3年保証で、翌日オンサイト対応。さらにサポート内容には、ハードウェアの設置に加え、デモサービスも付加するとのこと。

スタンドの手前部分(写真ではキーボードの下の部分)にクイックに機能を呼び出せるボタンが付いている

側面から見たところ、奥行きはあまりとらない

 発売は7月上旬で、HP Directplusでの直販価格は52万円(税別)。3Dキャプチャをより精密に行なうための回転台が付属したモデルは56万円(税別)だ。

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