文字盤のデザインはよりシンプルでスッキリ
既存モデルから大きく変わったポイントとして、9時の位置にあったサブダイヤルが廃止されています。既存モデルではサブダイヤルをアクティビティーの達成度やメールなどの通知に使用していましたが、新モデルのJorn ConnectedとHald Connectedは、メインの文字盤にこの機能が吸収されています。
そのため、文字盤の10時から12時の間に、4色のカラーポイントと00(10時)から100(12時)の数値が割り振られています。00から100がアクティビティーの達成度に使われ、4色のカラーポイントは、通知の内容を表しています。このあたりの機能は既存モデルと同じです。
ただし既存モデルでは、アクティビティーの達成度はサブダイヤルで常に表示されていましたが、新モデルでは本体側面のボタンを押して針を動かさないと確認できません。サイズもサブダイヤルにくらべて小さいの、ちょっと見にくくなっています。アクティビティーの達成度をこまめにチェックしたいユーザーは、既存モデルのほうが使いやすいかも。
アプリが進化してボタンのカスタマイズが可能に
ケースの右側面に3つのボタンを装備しており、こちらも既存モデルから継承された機能。ですが、既存モデルリリース時には2時位置と真ん中の3時位置のボタンの機能は固定となっていましたが、今モデルでは3つともユーザーがカスタマイズ可能となりました。ちなみに既存モデルでも本体のファームウェアとアプリを最新版に更新すれば、3つのボタンのカスタマイズ機能に対応します。
スマートフォンとの連携は公式アプリの「Skagen Connected」を利用。初期設定は、Hald Connectedの真ん中のボタンを長押しするとバイブ機能で3回振動し接続モードとなるので、あとはアプリのメニューから「マイデバイス」へ移動して「追加」をタップ。あとはアラートにしたがって作業を進めていくだけなので簡単です。
TPOにあわせて時計を使い分けたいユーザーに朗報!
マイデバイスには、複数のスカーゲンハイブリッド スマートウォッチが登録可能です。ただし複数登録しても、接続して使用できるのは1台だけ。切り替えは「マイデバイス」から、登録したモデルを選んで「アクティブ」にするだけなので簡単。TPOにあわせて時計を使い分けたいユーザーには、うれしい機能です。
アクティビティートラッカーとしての機能は、歩数計と睡眠ログがメイン。腕に付けているだけで、計測してくれるので簡単です。また「水を飲む」、「エクササイズ」など自分でアクティビティーの目標を設定して、こなした回数を記録する機能も装備。本体の3つのボタンのうち、ひとつを割り当てられるので、たとえば水を飲んだときにボタンを押せば本体に記録され、データはスマートフォンのアプリで同期できます。
本体の3つのボタンに割り当てられる機能は、「アクティビティ」や「日付け」、「スマートフォンを呼び出す」、「写真を撮る」など10種類。さらに、割り当てパターンを複数保存できます。たとえば、音楽を聴きながらウォーキングをしたい場合は、目標達成を表示する「アクティビティ」と、ミュージックアプリの再生と停止ができる「音楽(コントロール)」を割り当てたパターンを使用。
海外とやり取りするなら「第2タイムゾーン」が便利
また海外旅行中なら、セットした都市の時刻を表示する「第2タイムゾーン」と「日付け」、カメラアプリのリモートシャッターになる「写真」を割り当てたパターンというように、使い分けできます。3つのボタンしかないと使える機能が少なく感じますが、登録したパターンを切り替えて使えばかなり便利になります。
ハイブリッド スマートウォッチの針の動きを紹介! 動画では、2時位置に日付け(27日をさす)、3時位置にスマホの通知(黒をさす)、4時位置に第2タイムゾーン(6時台から2時台に時間が変更した)を割り当ててみました |
通知機能は2種類あり、ひとつはスマートフォンのアドレス帳から通知して欲しい人を最大6人まで選んで、電話やメール、SMSの着信を教えてくれる機能。もうひとつは、アプリの通知と連携する機能です。
それぞれ最大6人、6つのアプリまで登録可能。さらに設定したアドレスやアプリには、4つのカラーから選んで登録しておけます。たとえばFacebookを登録してカラーは「青」を指定しておけば、Facebookの通知があると、本体のバイブとともに針が動いて青いカラーポイントを指ししめします。これで文字盤をみただけで「Facebookの通知が届いた」とわかるわけです。
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