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Apple Watch新OS発表、よりパーソナライズされ運動をサポート

2017年06月07日 11時00分更新

 アップルは6月5日(米国時間)、「WWDC 2017」にてwatchOS 4を発表した。開発者向けのプレビュー版はすでに公開されており、一般向けは秋に配布される予定。

運動機器とシームレスに同期するGymKit

 watchOS 4では、ワークアウトアプリケーションが強化され「GymKit」が登場する。GymKitはユーザーの有酸素運動器具と接続し、データの同期を可能にするプラットフォームだという。

 たとえば、Apple Watchを1タップすることでLife FitnessやTechnogymなどのトレッドミル、エリプティカル、インドアバイクやステッパーにペアリング可能になるとのこと。

 さらに、カロリー、距離、速度、登った階数、傾斜、ペースなどがApple Watchとフィットネスマシン間で同期し、手間のかからない正確な測定ができるという。

種目別の連続運動にも対応したワークアウト

 ワークアウトには、プールスイミングのワークアウト向け自動設定と、高強度インターバルトレーニング(HIIT)向けの新しいモーションと心拍数のアルゴリズムを搭載。

 連続したワークアウトやトライアスロン向けのトレーニングをするユーザーは、複数のワークアウトを組み合わせて全体的なカロリーと時間の測定値を把握できるようになる。

よりパーソナライズされたアクティビティーで運動の継続をサポート

 アクティビティーアプリは、コーチングにより、個人に合わせてはげましてくれる。

 1日の終わりに向けて、目標を達成するにはどれだけの距離を歩けばよいかを正確に教えてくれたり、ゴールに近づくと通知してくれたりするという。さらに、個人に合わせて設定された月間チャレンジも受け取れる。

文字盤にSiriやトイ・ストーリーが登場

 新登場のSiriの文字盤は、手首を上げるたびに時刻と毎日の日課に基づいて、アクティビティー、アラーム、呼吸、カレンダーなどの関連データがディスプレー上で更新される。新しいApple Watch向けApple Newsの見出しとも連動する。

 また、トイ・ストーリーの文字盤も追加、ウッディ、ジェシー、バズ・ライトイヤーなど、Pixarのキャラクターが登場。万華鏡の文字盤も選択可能になり、静的なイメージをパターン変化させるとのこと。

 そのほか、ミュージックアプリに「New Music Mix」「Favorites Mix」を追加。最もよく聴いている音楽を自動的に同期してくれる。

Apple Watchでのユーザー間送金が可能に

 Apple Payを利用して、友人や家族と個人間決済の支払いと受け取りを簡単に、安全にできるようになる。決済はメッセージ内、またはSiriを使用する。

 支払いを受けると、新機能であるApple Pay Cashの口座に入金される。残高は瞬時に送金したり、店舗やアプリケーション内でApple Payを使って買い物をしたり、銀行口座に振り替えたりできる。

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