日本マイクロソフトは、23日に海外で発表された新型「Surface Pro」を6月15日に日本国内でも発売する。LTE対応モデルの今秋リリースも公表している。
新型Surface Proは、製品名に数字は付いていないが、従来モデルの「Surface Pro 4」の後継モデルにあたり、タブレット型の本体とオプションのキーボードカバーの組み合わせで利用できる2in1タイプのWindowsマシン。
縦横比3:2で2736×1824ドットの12.3型液晶を搭載する点などは、これまでのSurface Pro 4と変わらないが、800以上の新設計のパーツを用いるなど、内部設計や細部のデザインは大きく進化。約20%のパフォーマンスアップを果たしたという。CPUには第7世代のCore m3/i5/i7を搭載するが、Core m3モデルに加え、Core i5モデルもファンレス化。また、Core i7モデルも静音化を進めている。
Surface Proの各モデルの仕様と一般向けモデルの参考価格は以下のとおり。
Microsoft Surface Pro | |||
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CPU | メモリー | SSD | 価格(税抜) |
Core m3 | 4GB | 128GB | 10万5800円 |
Core i5 | 4GB | 128GB | 12万6800円 |
Core i5 | 8GB | 256GB | 14万6800円 |
Core i7 | 8GB | 256GB | 19万800円 |
Core i7 | 16GB | 512GB | 25万9800円 |
また、「Surface ペン」も刷新され、4096段階の筆圧感知に向上。傾き検知機能も搭載されることで、より豊かな表現が可能になったという。キーボードカバーも新型の「Surface Pro Signature タイプカバー」となり、アルカンターラ素材による高級感と質感を持つようになった。参考価格はそれぞれ税抜1万1800円(8月発売予定)、1万9400円(7月7日発売)。
「Surface Studio」「Surface Laptop」も
ついに国内で発売
同社は海外では昨年10月に発表のクリエイター向けオールインワンPC「Surface Studio」を同じく6月15日に、今年5月に発表の13.5型モバイルノート「Surface Laptop」を7月20日に発売することも合わせて発表している。
Surface Studioは4500×3000ドットという高解像度のタッチ/Surface Pen対応の28型ディスプレーに加え、第6世代Core i5/i7、GeForceシリーズのGPUを搭載する。20度まで本体を倒してイラストを描くなどの操作が可能。ショートカットキーの割り当てなどの機能を持つ「Surface Dial」も同時に発売される。参考価格は税抜1万800円。
Microsoft Surface Studio | ||||
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CPU | メモリー | ストレージ | GPU(GeForce) | 価格(税抜) |
Core i5 | 8GB | 64GB SSD+1TB HDD | GTX965M 2GB | 38万4800円 |
Core i7 | 16GB | 128GB SSD+1TB HDD | GTX965M 2GB | 44万4800円 |
Core i7 | 32GB | 128GB SSD+2TB HDD | GTX980M 4GB | 52万9800円 |
Surface Laptopは、縦横比が3:2で、タッチ/Surface Pen対応の13.5型ディスプレーを搭載。画面解像度は2256×1504ドット。第7世代Core i5/i7を搭載して、バッテリー駆動時間は最大14.5時間。重量は約1.25kg。OSはストアアプリのみ動作する教育市場向けのWindows 10 Sだが、2017年中はWindows 10 Proへの無料アップグレードも可能。なお、当初用意されるカラバリはプラチナのみ(コバルトブルー、バーガンディ、グラファイト ゴールドは後日発売予定)。
価格が公表されているのは、以下のCore i5モデルだけだが、マイクロソフトのサイトにはSurfaceペンが標準装備のCore i7モデルも「近日発売予定」として表示されている。
Microsoft Surface Laptop | |||
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CPU | メモリー | SSD | 価格(税抜) |
Core i5-7200U | 4GB | 128GB | 12万6800円 |
Core i5-7200U | 8GB | 256GB | 14万6800円 |
公開当初、表内の製品表記が一部間違っておりました。お詫びして修正いたします。(5/26 18:20)
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