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第7世代Core i7-7700K、GeForce GTX 1080を搭載

Adobe RGB比100%の4K UHD表示が魅力! クリエイター向け17.3型「DAIV-NG7610」レビュー

2017年06月13日 11時00分更新

デスクトップPC並みのCPU性能とグラフィックス性能

 「DAIV-NG7610」は、CPUにデスクトップPC向けのCore i7-7700Kを、GPUにVR対応のNVIDIA GeForce GTX 1080を搭載している。いったい、どのくらいのパフォーマンスなのだろうか? そこで、いくつかベンチマークを実行してみることにした。参考までに、比較器として昨年発売の15.6型モデル「DAIV-NG5600H1」の数値も付記しておくので比較してみてほしい(比較機はCPUが1世代前のCore i7-6700K、GPUはNVIDIA NVIDIA GeForce GTX 965Mを搭載)。

CPU-Zで「DAIV-NG7610」のハードウェア構成を参照したところ。ハイエンド向けの4コアプロセッサ、インテルCore i7-7700Kが搭載されている

 まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次のような結果になった。

「DAIV-NG7610」のWinSAT.exeの結果

WinSAT.exeの結果
種別 「DAIV-NG7610」 比較機
プロセッサ 8.6 8.5
メモリ 8.6 8.5
グラフィックス 9.1 8.2
ディスク 8.1 8.3

 ディスクを除き、いずれも比較機よりスコアが向上している。特にグラフィックスが9を超えており、非常に高性能であることが推測できる。なお、ディスクのスコアが比較機より低いのは、内蔵ストレージの構成が違うため。「DAIV-NG7610」がSSD1基(SerialATAIII接続)であるのに対して、比較機の方はSSD2基でRAID 0にして高速化を図ったものなので少しスコアが高くなっている。ちなみに、「DAIV-NG7610」のストレージの性能を「CrystalDiskMark」でチェックしてみたところ、シーケンシャルリードで500MB/s前後となった。SerialATAIII接続としては妥当なスコアだ。

「DAIV-NG7610」のCrystalDiskMarkの結果

 次に、CINEBENCH R15で両機のCPUパフォーマンスをチェックしてみることにした。その結果、「DAIV-NG7610」が953cb、比較機が874cbと、1割ほど向上していた。

「DAIV-NG7610」のCINEBENCH R15の結果

 さらに、PCとしての総合的なパフォーマンスを見るためPCMARK 8 HOME ACCELERATEDを実行してみたところ、下図のようになった。

PCMARK 8 HOME ACCELERATEDの結果

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア
HOME Score 4848
Test duration 33min 40s
Web Browsing - JunglePin 0.35340s
Web Browsing - Amazonia 0.15878s
Writing 5.36546s
Casual Gaming 147.95fps
Video Chat playback 1 v2 Accelerated 29.99fps
Video Chat encoding v2 Accelerated 33.00000ms
Advanced Photo Editing 1 Accelerated 0.10773s

 同様に、3DMARKも試してみたところ、次のように高性能なゲームPC向けの「Time Spy」が6826、「Fire Strike」が17084という結果になった。VRにも対応したグラフィックスだけあって、非常に高いスコアだ。

3DMARKの結果

3DMarkスコア
Time Spy 6826
Fire Strike 17084
Sky Diver 38306
Cloud Gate 34193
Ice Storm Extreme 166548
Ice Storm 192123

 実際に写真の現像でどのくらいのパフォーマンスが出るかを見るため、Lightroomで29枚のRAWデータを一括して現像してみたところ、次のようになった。

Lightroomでの現像が非常に高速だった

Lightroomでの現像時間比較
「DAIV-NG7610」 比較機
30秒19 47秒40

 これを見てもわかるように、「DAIV-NG7610」の方がかなり高速だった。1枚につきほぼ1秒程度。RAWで大量に撮影するフォトグラファーなどは、「DAIV-NG7610」を導入することで確実に生産効率はアップするだろう。

マウスコンピューター/G-Tune

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