ハル研究所は5月25日、レトロパソコンを手のひらサイズで再現する「PasocomMini」の発表会を開催した。
製品化されるのは1979年にシャープが発売した「MZ-80C」。6月1日に予約受付(BEEP 秋葉原店の店頭およびウェブ)を開始し、10月中旬に発売となる。予価は税別で1万9800円。
本製品は5月11日に開催された「第56回 静岡ホビーショー」で発表されているが、今回秋葉原で製品をお披露目した。
本体は実物の4分の1のサイズで、本体サイズは幅102.5×奥行き71.25×高さ32.5mmとなっている。
内部には「Raspberry Pi」(A+)を内蔵する。ハードウェアエミュレーション機能を搭載するほか、スマイルブームの「SmileBASIC」も搭載されており、SmileBASICからエミュレータ―をコントロール可能。CPUの実行停止やメモリーへの読み書きなども行なえる。
さらに、USB-HIDクラスの機器をコントロールできるほか、GPIOにも対応する。このほかにゲームを3本付属するとのことだ。
本製品はハル研究所を中心に、外装造形を青島文化教材社、販売をBEEP、BASICの提供をスマイルブームが行なっている。なお、シャープは本製品には一切関係ないとのことだ。
ハル研究所 代表取締役社長 兼 COOの三津原 敏氏は、「若い人にこそ使ってほしい」製品であると強調。昔の「ユーザーを突き放すようなUI」にこそ「本当においしい部分」があるとし、「コンピューターの仕組みが詳しく理解できる」というメリットを生かして「(製品を使いこなして)スタープログラマーになってほしい」と語った。
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