フルスペック8Kの規準を満たした「スーパーハイビジョン」関連出展
技研公開の名物になりつつある「スーパーハイビジョン」関連の出展も人気を集めそうだ。2017年のキーワードは「フルスペック8K」で、「8K」「BT.2020」「10/12bit階調」「120フレーム」「HDR」「22.2ch」の各要素がそろったものがフルスペック8Kだ。
450型の専用シアターで上映されていたのが「8Kレーザープロジェクター」。1.3型の3板LCOS反射型(7680×4320ドット)の素子にRGBの半導体レーザー光源による出力1万4000ルーメン、さらにフレーム周波数120Hz、12bit階調、ダイナミックレンジ10000対1という超ハイスペック。
巨大スクリーンを見上げる形になるこのスーパーハイビジョンの上映は、映像ソースもHLG方式のHDRで撮影。特にレーザー光源の圧倒的なダイナミックな映像は、現実離れした映像美だった。120Hz対応で動きに強いこともフルスペック8Kのポイントだ。
もうひとつの8K上映は「フレーム周波数120Hzに対応したシート型ディスプレー」で、4Kの有機ELパネル4枚を用いたもの。120Hz表示に対応しており、こちらも色再現性含めて圧倒的な高画質だ。
フルスペック8K対応の制作システムも、来年の実用放送スタートに向けて撮影・編集機材の準備が着々と進んでいる。
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