ソフトバンクは、ロンドンに本社を置くImprobableに5億200万ドル(およそ567億円)の出資をしたと発表した。
Improbableは、オンライン上で作業が可能な、クラウドベースの3Dグラフィック制作のプラットフォーム「SpatialOS」を手掛けている。
シームレスにつながった複数のサーバーとゲームエンジンで3Dグラフィックを作り上げる仕組みとなっていて、大規模な構築ができるとのことだ。
今回の出資でも、ソフトバンクは株式全体のうちの半分未満しか取得できなかったとのことで、Improbableの評価額自体はこの2倍の10億ドル以上であると算出される。
また、過去にImprobableに資金提供をしたいくつかの企業も、あらためて同社に投資する予定。これらの投資企業には、シリコンバレーのAndreessen Horowitz、香港のHorizons Ventures、シンガポールのTemasek Holdingsなどがある。
Improbableは、2017年はじめにSpatialOS開発者向けベータ版のリリースと合わせて、Googleとパートナーシップを結んでいる。
これだけ大規模な投資がされGoogleとパートナーシップを結んでいるということは、これからのデジタル制作を大きく変えうるものだと言えるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります