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これまで経験に頼っていた生産予測や収穫作業効率化をAIで改善

NTT東日本、農業IoT共同実証実験を開始

2017年05月23日 15時00分更新

トマトの収穫量予測(左)と農作業者の生産活動の可視化(右)

 NTT東日本は山梨県のトマト生産農業法人と共同で、IoTやAIを用いて農業の生産性を向上させる実証実験を開始する。

 2004年に設立された農業生産法人サラダボウルおよび同社の関連会社アグリビジョンとの共同実証実験で、アグリビジョンの保有する国内最大級のトマト生産施設にて行なわれる。

 一般的に、トマト収穫では試験的に収穫した結果を元に全体の収穫量を予測して農作業計画を立て、計画に基づいて農作業者が収穫する。この収穫予想業務を効率化し、農作業者効率の可視化や生産性向上をIoTやAIを用いて高めようとするもの。

 実証実験では、ネットワークカメラで撮影したトマトの映像データをAIを用いた画像解析して収穫量を予測、栽培責任者の稼働削減や、農作業者配置の最適化、取引先への出荷数通知などを行なう。また、農作業者に装着した電波ビーコンを用いて作業を可視化、作業者の動線など配置の最適化などを検討する。実証実験は5月から2018年3月までを予定している。

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