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今どきのPCゲームをはじめるには最適な1台!

Ryzen 5&GTX1060搭載!元自作erも大満足のAMDゲームPCの実力

2017年05月26日 11時00分更新

強いAMDが帰ってきた! Ryzenへの期待と実性能チェック

 昨年までであれば、ゲーミングPCといえばCPUに「Intel Core i5」や「Intel Core i7」を搭載したものがほとんどだったが、今年の3月に登場したAMDの新アーキテクチャCPU「Ryzen」のおかげで、この牙城が崩されつつある。

 古くからの自作ファンであれば、AthlonでPentium IIIや同4を脅かし、OpteronやAthlon 64でx86の64bit化を推し進めた強い時代のAMDを知っているという人もいるだろう。

 しかし、一時は強さを見せたものの、IntelのCoreシリーズが好調になると性能面で見劣りし始め、さらに電力効率の面でも遅れをとるなど、いまいちパッとしない存在となってしまった。メーカー製PCでの採用もほとんどなくなり、BTO PCでも採用モデルが一部あるだけといった状況で、自作マニアの一部が好んで使うCPU、という位置づけになってしまった。

 この状況を大きく変えてくれたのが、Zenアーキテクチャを採用したRyzenの登場だ。性能が大きく改善され、同価格帯であればCore i5やi7に勝るとも劣らない性能を叩き出す新CPUによって、強い時代のAMDが帰ってきたと喜んでいる人も少なくない。

 今回使用したG-Master Spear X370Aは、このRyzenシリーズのミドルクラスとなるRyzen 5 1600Xを採用したモデルだ。このCPUは6コア12スレッド、ベースクロック3.6GHzというスペックで、XFR(自動オーバークロック機能)によって最大4GHzで動作する。

「CPU-Z」でRyzen 5 1600Xの詳細を見てみると、6コア12スレッドというのが確認できた

 どのくらいの性能かを知るため、定番の「CINEBENCH R15」で調べてみた結果が次の通りだ。

1237cbというスコアーは、ミドルクラスとはいえないほどの好成績。マルチスレッドに強いCPUだというのがよくわかる

 スコアーは1237cb。同じミドルクラスとなるIntel Core i5-7600Kがおよそ700cbだということを考えれば、いかに性能が高いかがわかるだろう。詳しい性能比較は加藤勝明氏の別記事を参照してほしいが、雑にまとめれば、ウワサ通りの高性能という印象だ。

 ちなみに、Ryzen 5 1600Xは6コア12スレッドのRyzen 5シリーズ最上位という位置づけだが、同じRyzen 5でも、下位モデルとして4コア8スレッドとなる1500Xや1400がある。また、さらに高性能となる8コア16スレッドのRyzen 7もあるので、価格やCPU性能が気になるならBTOでこれらのCPUを選ぶのもありだろう。

型番Ryzen 7 1800XRyzen 7 1700XRyzen 7 1700Ryzen 5 1600XRyzen 5 1600Ryzen 5 1500X Ryzen 5 1400
コア数/ スレッド数 8/168/168/166/126/124/84/8
定格クロック3.6GHz3.4GHz3GHz3.6GHz3.2GHz3.5GHz3.2GHz
最大クロック4GHz3.8GHz3.7GHz4GHz3.6GHz3.7GHz3.4GHz

ゲーミングPCがほしい人はもちろん、古くからの自作ファンにも!

 AMDのCPUというと聞き慣れない人も多いと思うが、RyzenはIntelのCoreシリーズに見劣りしない実力を持つCPU。それだけに、ちょっと人と違った個性的なPCがほしいという人や、今は卒業したけど昔自作PCに凝っていて、久しぶりに心躍るPCがほしいといった往年のファンにオススメしたい1台だ。

 もちろん、本来の目的であるゲーミングPCとしての実力も問題なし。ゲーミングPCの入門機としてもピッタリだ。

G-Master Spear X370A

(提供:サイコム)

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