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今どきのPCゲームをはじめるには最適な1台!

Ryzen 5&GTX1060搭載!元自作erも大満足のAMDゲームPCの実力

2017年05月26日 11時00分更新

自作erも納得! 厳選されたパーツで組み立てられたBTO PC

 ここまでは主にゲーム性能について注目してきたが、PC本体についてもチェックしていこう。G-Master Spear X370Aで使用されているケースは、CoolerMasterの「CM 690 III」。5インチベイ×3、3.5インチベイ×7、2.5インチベイ×10を備えたモデルで、高い拡張性が魅力だ。

 前面と天面は通気性に優れたメッシュになっており、ケース内に熱気を素早く排熱できる構造になっている。電源スイッチとUSBなどのインターフェースは天面手前に配置されており、スライドカバーにより保護が可能。うっかり押してしまったり、USB端子にホコリが詰まったり、といったトラブルを未然に防げるのがうれしい。

内部のベイは驚くほどの数。トレイ式なのでデバイスの着脱も簡単だ。なお、2.5と3.5のトレイは共通でワンタッチでサイズを変更できるのが面白い

前面にはインターフェースがなく、天面手前に装備。PCを足元においた場合に使いやすい配置となっている。スライド式のカバーが付属

 CPUクーラーはRyzen用として人気の高いMSIの「CORE FROZR L」を採用。背の高い大型ヒートシンクにファンを組み合わせたサイドフローのモデルで、CPUからの熱をしっかりと逃してくれる。

 ユニークなのが、動作中にクーラー上部のロゴが光ること。性能とは関係はないものの、ゲーミングPCとしてはこういった遊び心が自作PC好きの心をくすぐる。

動作中に上面のロゴが光るCPUクーラーCORE FROZR L。大きなヒートシンクを側面のファンで冷却するサイドフロー方式

 電源はCoolerMasterの「V750 Semi-Modular」(RS750-AMAAG1-JP)。750Wと容量が大きいため、将来グラボやCPUをより高速なものへと換装してもそのまま使えるのがメリットだ。ケーブルは必須となるものだけ直接装備し、ストレージなどに使うものをモジュラー化してあるセミモジュラー式を採用。すべてモジュラー化してある場合でも、マザーボードへ接続する電源などは必ず挿すことになるだけに、セミモジュラー式は理にかなった方式だといえる。

セミモジュラー式なので、一部のケーブルは直接生えている。必要に応じて拡張できるのは、モジュラー式と同じだ

 サイコムのBTO PCの特徴ともいえるのが、裏配線を多用し、驚くほどケース内がスッキリとしていることだ。無駄なケーブルがケース内にないため通気性に優れるほか、パーツの換装、追加などもしやすくなっている。

ジャマなケーブルはすべて裏面へと回されているため、ケース内は非常にスッキリとしている。エアフローが改善され、熱もこもりにくい

BTOのメリットは好みのパーツを選べることにあり

 メーカー製PCと比べBTO PCのメリットは、パーツのカスタマイズ幅が広いこと。たとえばCPUをより高速なものにしたい、メモリーを増量したい、メインストレージはSSDにしてファイル保存用にHDDを追加したいといったように、基本スペックを大きく変更できるわけだ。もちろんグラボをより高速なものへと変更すれば、フルHDどころか4Kでも快適にプレーできるゲーミングPCにすることも可能だ。

ほとんどのパーツがメニューに掲載され、複数のパーツから選択可能。CPUやグラボの変更、メモリーの増設など、好みでカスタマイズできる

 自作PCなら相性などの問題で動かないこともあるが、BTO PCであればしっかりと動作確認をしてからの出荷となるため、届いたその日からフルに使えるというのもメリットだろう。

 また、ケースが狭くてCPUクーラーと干渉してしまう場合や、小容量電源なのにハイエンドグラボを選択し、電源容量が足りないといった組み合わせが起こらないよう、事前にアラートで教えてくれるのも親切だ。

無理な構成にならないよう、事前に教えてくれるのが親切。選択した時点で、組み合わせられないパーツがすぐに分かる

 さらにライトアップPCよろしく、PC内をドレスアップしたいというのであれば、ケースオプションで用意されている「内部LED発光システム」の追加がおすすめ。付属のリモコンで好みの色にできるほか、色を自動で切り替えるといったパターン発光も可能だ。このオプションを付ける場合は、ケースに「クリアサイドパネル」のモデルを選ぶ必要がある点に注意したい。

クリアサイドパネルを選び、内部LEDを装着すれば、ケース内をライトアップ可能。光るCPUクーラーもしっかりと見える

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