最新“FF14ベンチ”でどの程度動く?
では実ゲームではどの程度NEXTGEAR-NOTE i5320SA1は快適なのか? ということで先日新ベンチマークが出たばかりの「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター」で検証してみよう。解像度はフルHD、画質は“最高品質”と、その2段下の“高品質(ノートPC)”に設定している。
FF14ベンチのスコアーは3500ポイント以上なら“快適”判定が出るが、今回使用した最新版ベンチの“最高品質”設定ではかなりのコマ落ち感が感じられた。そこでスコアーと一緒に計測される“平均フレームレート”をそれぞれ比較したのが2番目のグラフだ。GTX 950M搭載の従来機でも最高品質で“快適”判定はとれるが、激しい戦闘シーンやキャラの多いシーンでは力不足が露呈し、平均30fpsを大きく割り込む。これに対しGTX 1050搭載のNEXTGEAR-NOTE i5320SA1なら平均43.31fps出るため滑らかさが格段に違う。
だがGTX 1050搭載のNEXTGEAR-NOTE i5320SA1であっても最高品質設定ではカクつき感が出てくる。実際にゲームを攻めるなら最低でも2段階落とした高品質設定にするのが良いようだ。これなら平均60fpsをわずかに超えることができる。
下の2枚のスクリーンショットは、新FF14ベンチで一番重い戦闘シーンにおけるフレームレートを比較したものだ。左上は「Fraps」を利用したフレームレートカウンターだが、GTX 1050を搭載したNEXTGEAR-NOTE i5320SA1ならなんとか30fpsを割らずに踏ん張っていられるのに対し、GTX 950M搭載の従来機は20fpsにまで落ち込んでいる。戦闘シーンで重くて動けなくて対応を誤りたくないなら、どちらのマシンを選べばよいのか一目瞭然だろう。
まとめ
今回テストしたNEXTGEAR-NOTE i5320SA1は、最新PCゲームを(超)高画質で快適に遊ぶためのPCではない。FF14のように描画が軽めのゲームを、中程度の画質&フルHDで快適に遊ぶために必要なスペックを、リーズナブルな価格設定でまとめあげたPCなのだ。
ゲームや設定を選ぶ必要があるとはいえ、最新世代のCPUとGPUを採用し、スペックのバランスが良く価格もお手頃なNEXTGEAR-NOTE i5320SA1はPCゲーム入門には最適の一台といえる。本機の性能ならCore 2世代のデスクトップ型PCの置き換え用に買っても十分性能差を実感できる。これからのゲーマーにも旧マシンからの乗り換え用にもオススメだ。
(提供:マウスコンピューター)
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